朝日新聞

加藤將倫 - ちょい読みインタビュー
加藤將倫

プログラミング教育で
世界的なIT企業になることが夢


起業のきっかけは、東大工学部に入ってプログラミングと出会ったことです。現在、アプリやウェブサービスが生活に欠かせない存在になっています。プログラミングを習得することは、それらを皆の役に立つものに作りかえたり、新しいサービスを実際に作り、社会を良くできることにつながる――それに気づいて価値観ががらりと変わりました。僕たちが目指すのは、誰でもプログラミングをゼロから楽しく学べるサービスを提供すること、その人たちが実際に世の中の役に立つサービスを作れるようになるサイクルができることです。
起業から3年。組織がどんどん大きくなってきて、最近は経営者としての役割を求められることが多くなり、接する情報も大きく変わりました。経営者として自分の知見や能力を高めたいと思うと、やっぱり社会を広く知ることが大事になってきます。そうすると新聞の一覧性ってすごくいいんですよ。毎朝、ニュースが凝縮された1面を「ちょい読み」するだけで、社会のおおまかな動きがわかります。普段は情報収集に朝刊を1日20分ほど、寝る前の読書代わりに夕刊を読んでいます。
加藤將倫

新聞がいいなと思うのは、
自分とかけ離れた情報があること


実を言うと読み始めたときは、どこから読んでいいのか全くわからなかったんです。起業前後の数年間、本当に技術以外の情報に触れていなかったですし、15歳まで海外にいたことで政治にも疎くて、今の首相はこの人なんだ!というレベルで……(笑)。でも、毎日少しずつ読んでいると、徐々に「こんな風になっているんだ」と流れがわかり始めます。その中に、自分の業界に近い記事があると興味が湧いて、中面の詳しい記事を読むようになる。すると俄然楽しくなってきます。例えば僕だったら「プログラミングは本当に義務教育化されるのか」とか「義務化された場合にはどんな課題があるのか」といったように、どんどん興味が湧いてきて、周辺の記事も読みたくなるといった具合に。継続して習慣になれば、徐々にそこから興味が広がっていくはずです。
もう1つ、新聞がいいなと思うのは、自分に近い記事だけでなく自分とかけ離れた情報も載っていること。小学生の意見だったり80代の方の歴史体験だったり、自分にないアングルの情報やストーリーは楽しいだけでなく、自分たちのビジネスにも役立っています。小・中学生から年配の方、海外の方まで、誰もが使いやすいサービスにするには、最先端技術だけではなく、幅広い視点で思考することが必要だと考えているからです。新聞はそのための信頼できるツールですね。