その競技を自分も始めてみたいと思ってもらえる記事をめざしています。

担当記者に聞く、「ちょい読み」/未来ノート

「ちょい読み」をきっかけに
選手たちの“その後”にも注目してください。

編集委員/稲垣康介

    PROFILE

    1968年、東京都生まれ。1992年に朝日新聞入社。東京、大阪のスポーツ部で主にスポーツを取材。2001年から4年間、ロンドン、アテネに駐在し、サッカーのワールドカップやアテネ五輪・パラリンピックなどを担当。11年から編集委員。2017年2月からは再びロンドンを拠点にスポーツを中心に取材をしている。五輪取材は1998年長野冬季五輪から夏冬あわせて7大会を現地で取材。来年2月の平昌冬季五輪(韓国)も取材予定。

    「未来ノート−202Xの君へ−」

    「未来ノート―202Xの君へ―」には、毎回トップアスリートたちが登場。自らの経験――幼少期にどんな練習をしていたか、支えてくれた恩師や友人、そして未来への夢を語ります。夢に向かってがんばっている子どもたちに、役立つ内容がいっぱい。2017年9月3日より、毎週日曜日に掲載しています。

    写真 稲垣康介

    東京五輪・パラリンピックを見据えた新連載

    「未来ノート―202Xの君へ―」は、3年後に控える2020年東京五輪・パラリンピックを見据えて、アスリートの幼い頃や、両親・コーチなど支えてくれた人たち、未来への夢などに迫る大型企画です。2017年9月から掲載が始まり、毎月1人に焦点を当てていきます。連載を担当するのは、普段からトップアスリートを追いかけている朝日新聞のスポーツ記者たち。私は第1回に登場したテニスの錦織圭選手を担当しました。未来への夢に満ちあふれている若い読者に届いたらいいな、と思っています。野球の大谷翔平選手、陸上の山縣亮太選手、卓球の平野美宇選手なども登場しますので、ご期待ください。

    写真 稲垣康介

    現場の空気、雰囲気を活字で届ける

    スポーツの記事を書くときは、その競技が面白そうだな、自分も始めてみようかなと、記事を読んでくれた少年少女に思ってもらえる内容を目指しています。インターネットの発展で、今は競技の大会公式サイトや選手自身、さらにファンもどんどん情報を発信する時代です。だから、心がけているのは他が伝えきれない現場の空気、雰囲気を活字で届けることと、テレビ中継のアナウンサー、解説者が指摘しないようなデータを集め、勝負を分けた要因を分析すること。その試合までに取材した選手の軌跡、印象的なコメント、両親やコーチから聞く素顔、努力の過程などにも触れるようにしています。

    連載には一流と呼ばれるまでになったアスリートたちが続々登場しますが、何の挫折も無く、その地位をつかんだ人はおそらくいないでしょう。錦織選手はこう言います。「努力は必ずしも報われるわけではない。でも、挑戦する権利があるなら、それは幸せなこと」。アスリートたちの肉声に触れることで、一歩前に踏み出してみよう、チャレンジしてみようという読者がいたらうれしいです。

    写真 稲垣康介

    知らなかった世界が開ける「ちょい読み」

    「未来ノート―202Xの君へ―」に限らず、スポーツ面の記事も楽しんで読んでもらえたらうれしいですね。連載に登場した選手たちのその後を、普段の大会の記事で読んでもらいたいですし、新たに注目のアスリートを発見してもらえるような記事を書いていきたいです。

    新聞の楽しさって、偶然との出会いだと思うんです。私は小学生の時から新聞を読むのが大好きでした。でも、全部のページを読んでいたかというと、そうでもありません。真っ先に開くのはスポーツ面。いつも隅々まで読んでいました。スポーツ面を読み終わった後、他のページをめくってみて、ちょっと読んでみる。すると、今まで自分が知らなかった世界が開けることがありました。政治、経済、文化、それから書評欄など……。今はインターネットの世界で自分が知りたい大抵のことは見つけられますが、朝日新聞、さらには朝日新聞デジタルで5分でも10分でもページをめくったり、目に留まった記事をクリックしたら、新しい発見がきっとあるんじゃないでしょうか。

    「未来ノート―202Xの君へ―」をもっと楽しむアイテム

    202X未来ノート スクラップブック

    毎週日曜日の掲載記事を切り抜いてノートにスクラップ。
    あこがれのスポーツ選手をお手本に、自分の夢かなえよう。

    • 目標を立てて実践できたら記録しよう
    • 親子で楽しく取り組もう
    • 文章を書く練習や将来の夢を考えるきっかけに
    写真 スクラップブック