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どうも、マグロ部編集部です!

突然ですが皆さんは、部活動といったら何部を思い浮かべますか?サッカー部、野球部、テニス部、吹奏楽部、合唱部...高校にはたくさんの部活動がありますよね。

そうしたメジャーな部活動が人気を集める一方で、一風変わった部活動が、最近にわかに注目を集めていることをご存知でしょうか。その名も「競技かるた部」。

注目を浴びるきっかけとなったのが、競技かるたをテーマにした漫画「ちはやふる」。3、4月には実写映画化された人気作品です。

そこで今回は、リアルな「ちはやふる」の世界を知りたい!ということで、全国大会8連覇中の強豪「暁星高校・競技かるた部」の皆さんに、インタビューしてきました。マイナー競技ゆえの悩みから、人気のちはやふるに物申したいことまで、本音で語ってくれています!

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【話を聞いた人】

左:鶉橋 央揮(うずらはし ひろき)さん (暁星高校1年)

中央:藤本 佳芳(ふじもと けいか)さん (暁星高校3年)

右:田中 大貴(たなか だいき)さん (暁星高校2年)

競技かるたをプレーするきっかけは、母親が買ってきた「ちはやふる」だった。

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ーマグロ部

赤、黄、青で見事に信号機の色ですけど、合わせたんですか?仲良しですね〜。

ー全員

いやいやいや、合わせてないです!まったくの偶然です!

ーマグロ部

さすが団体戦で勝ち続けているだけあって、息ぴったりですね(笑)。まずは、皆さんがなぜ競技かるたを始めたのか、お聞きしたいです!

ー鶉橋

僕が小学生の時に、母親が「ちはやふる」を買ってきたことがきっかけで競技かるたを知りました。その後、暁星中学に入ってから、「せっかく強豪校に入学したことだし、やってみよう!」と思って、それからのめり込んでいった感じですね。

ー藤本

僕が始めたのは、高校1年生の時です。ちなみに僕の母親もちはやふるが大好きで、暁星中学に入学した時は「暁星はかるたが強いんだから、競技かるた部に入りなさいよ」とずっと言われていて、無理やり百首を全部おぼえさせられました(笑)。

でも、当時はどうしても化学部に入りたかったので、中学生の時はやっていません。高校に入学して化学部を続けるか迷っていた時に、仲の良い同級生に無理やり誘われたことがきっかけで、軽い気持ちで始めました。

女の子から「かるた部?何それ(笑)」と言われて悲しい...話題になっても知名度はまだまだ。

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ーマグロ部

競技かるたを知るきっかけは、ちはやふるだったんですね!今、ちはやふるがきっかけでプレー人口がどんどん増えていると言われていますし、影響力の大きさを感じます。

ところで、男子高校生といったら、スポーツとか音楽とかやって女の子にモテたい年頃だと思うんですよ。「かるた」って正反対じゃないですか?

ー鶉橋

そうなんです。めちゃくちゃ地味に思われてるんですよ。この前、小学校の同窓会があったんですけど、みんなから「かるた部?何それ?」って言われました。女の子に鼻で笑われちゃうのが悲しいです(笑)。

ー田中

僕もまったく同じです(笑)。高一までは、かるた部だってことを隠して、バスケ部だと言ってました。スポーツをやってる風に見せたかったんです。でも段々つじつまが合わなくなってきて、今では開き直って「かるたをやっている」と言っています。

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ー藤本

僕は全然気になりませんね。僕は変な奴なので、むしろ人と違う方が嬉しい(笑)。「えっ?」っていう周りの反応が面白かったりします。それにかるたは地味に見えて、結構ハードな「スポーツ」だっていう自負もあるので、負い目を感じたりすることも無いですよ。

有酸素運動で体力づくり!?かるた部は文化部じゃなくて「文化系運動部」。

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ーマグロ部

かるたは「スポーツ」...!?確かにあれだけ素早く動き続けるなら、他のスポーツと同じくらい体力が必要になりそうですね。

ー鶉橋

実はですね、僕は自分でメニューを決めて有酸素運動をしているんです。競技かるたには体力がいるんですよ。大会に出ると1日で何試合もやるんですけど、1、2試合やって疲れ果てて、途中で集中力が0になってしまったことも......。そこから反省して、トレーニングし始めました。

具体的なメニューとしては、ジャンプ30秒→腹筋30秒→ジャンプ30秒→背筋30秒→ストレッチみたいな形で、「ジャンプ」「筋トレ」「ストレッチ」を繰り返します。あとは、素振りをしていますね。やっぱり基本の形って大事だと思うので。テニス部とか野球部とか、スポーツ系の部活とやってることは変わらないですよ。

ーマグロ部

有酸素運動!競技かるた部の取材でそんな言葉を聞くとは思いませんでした(笑)。

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ー田中

競技かるたは文化系のジャンルですけど、やっていることは意外とスポーツ系なんですよ。だから僕は「文化系運動部」って呼んでいます(笑)。

ー鶉橋

ただ、調子に乗って「準運動部だぜ!」みたいなことを言ってると、本物の運動部に怒られるんですけどね。この前サッカー部の人に「運動部なめるなよ」って真顔で言われました。怖かったです......。

ちょっと取るの速すぎない?競技者の目線で「ちはやふる」を切る!

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ーマグロ部

そういえば、部室に「ちはやふる」の漫画が置いてありましたね!漫画とか映画って、結構おおげさに描かれることが多いと思うんですけど、競技者として「このシーンは盛りすぎでしょ」みたいな場面ってあったりするんですか?

ー鶉橋

登場人物が可愛いですよね!広瀬すずちゃんみたいな可愛い子と対戦したら、緊張して負けそう...(笑)。まあでもホントのところ、作者の方は良く見ていると思います。競技としては本物に忠実に描かれていて、すごくリアリティがあります。

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ー田中

でも、映画には「えっ、ちょっとそれは...」と思うところも。札を取るスピードがものすごく速いんですよ。映画を見た友達が「やっているところ見せて」って言うので、実際に取ってるところを見せたら、「何だよ、遅いじゃん」って言われちゃいました。いやいやこれが現実で、映画が早すぎるだけなんだよと。

「ちはやふる-下の句-」予告 (32秒~36秒の部分)

暁星高校・藤本さんの取り

ーマグロ部

どっちも早い...!!!でも確かに映画の方がスピード感はあるかな...。

ー藤本

あとは、小学校4年でA級とか神がかった人々が出てくるのは、おいおいって思いますね。競技かるたにはE級からA級まで階級があって、昇格するのは結構大変なんです。漫画に出てくるメンバーは初心者なのに、半年くらいでB級になったりするので、センスの塊か!ってツッこんでます。

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ー鶉橋

そう、みんな超ハイレベルなんです(笑)。僕は3年間やって今年4年目なんですけど、やっと今C級になったところ。みんな頭良すぎ、センスありすぎです。でも、ウチの先輩にも半年でA級になった人がいますし、マンガが現実離れしているとも言い切れないんですけどね...。

競技かるたは「畳の上の格闘技」。頭と体をフルに使って相手とぶつかり合う、アツい競技。

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ーマグロ部

「周りからのウケが良くない」という話もありましたけど、やっぱりちはやふるをきっかけに、「競技かるたやってみようかな」という人も増えていると思うんです。そんな人たちに競技かるたの魅力をズバリ伝えてください!

ー鶉橋

地味だと言われようが、女の子に「何それ?」と言われようが、なんだかんだ言っても楽しいの一言です!階級があるのはモチベーションになりますし、成長を実感しやすいので良いですね。

ー藤本

競技かるたは「畳の上の格闘技」と言われますが、その名の通りスピード、パワーがぶつかり合う、アツい競技です。文武両道という言葉がありますけど、それは競技かるたがうまく表しているなと思います。頭も体もしっかり使わないと勝てないハードな戦いだからこそ、燃えますね。

ー田中

札を思いっきり払うのが楽しいんですよ。僕は競技歴5年目になりますが、相手よりも早く取れた瞬間の嬉しさは、始めた時からずっと変わりません。スパッと取れるとストレス発散にもなりますしね。こんなこと言ったら先生に怒られちゃうかな(笑)。

ーマグロ部

高校生らしい、飾らないコメントばかりで本当に楽しい時間でした。暁星高校のみなさん、ありがとうございました!

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