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こんにちは!マグロ部編集部です。

「クラウドファンディング入門編」の後編です。前回は「クラウドファンディングとは何か」という超初歩的な話から、「アニメ・映画のヒット事例」についてお聞きしました。

前回はコチラ! アニメ・映画好きは要チェック!Makuakeの中の人に訊く、クラウドファンディング入門編!

今回は、女子大生の「熊本を楽しくあったかい町にしたい」という想いで焼酎のデザート酒を作った事例と、高校生の「国際ロボットコンテストに出場して、さらにロボットを学ぶ楽しさを多くの人に伝えたい!」という2つの事例を通して、作りたいモノ・やりたいコトがある時にクラウドファンディングを活用するのはアリ? という話についてお届けします。

クラウドファンディングは「新しいことをやりたい人が、インターネット上にやりたいことを載せて、その内容に共感した人がお金を払って支援する」という仕組み
引用:アニメ・映画好きは要チェック!Makuakeの中の人に訊く、クラウドファンディング入門編!

インタビューにご協力いただいたのは、前回に引き続きMakuake(マクアケ)というクラウドファンディングを運営する会社に勤める木曽(きそ)さんです。彼女は、お金を集めたいという企画者の夢を叶えるために全面的にサポートする、キュレーターというお仕事をされています!

焼酎の人気が落ちる中、熊本の女子大生2人がとった行動は?

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ー私は学生なので、学生でクラウドファンディングを成功された方について気になります。いらっしゃいますか?

木曽:いますよ。熊本の女子大生2人で活動している「UNIT」が、『ごくりくま』というプロジェクトを成功させました。このプロジェクトは「多くの人に熊本の焼酎ブランド「球磨(くま)焼酎」を使用したリキュールを味わってほしい」というもので、155万円を集めました!

ー 大成功ですね!!球磨焼酎を使用したリキュール......球磨焼酎ってなんだろう?

木曽:熊本県人吉(ひとよし)市の球磨というところで蒸留し、瓶詰めしたものだけを「球磨焼酎」と呼ぶんですが、『ごくりくま』は、その焼酎と「熊本県産の果物」を使用したデザート酒なんです。梅、いくり、晩白柚(ばんぺいゆ)、ヨーグルト4つの味を楽しめます。

いくりは、すもものことですね。晩白柚は世界最大級の柑橘類です。

ー 美味しそう!贅沢に熊本の良さを詰め込んだって感じの商品なのですね......! 特に、『ごくりくま』って、とても可愛らしい名前。見た目も可愛い!

木曽:「ごくりと飲み干す球磨(くま)の味」からネーミングされているようですよ! 見た目についても、焼酎初心者の学生や若い女性にも受け入れやすいものとなるように、可愛らしいデザインを採用されていますね。

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ー わかりやすい!由来まで覚えちゃいました(笑)。女子大生がここまでプロジェクトを固めて、成功させたってすごいですね。

木曽:酒造との調整は大変だったらしいのですが、商品化まですべて女子大生だけでやり遂げたそうです。

ー すごい情熱ですね......。何が、彼女たちをそこまで動かさせたのでしょうか。

木曽:まず、焼酎を取り巻く現状として、「成人1人あたりの消費量がここ数年横ばいである」ということと、「酒離れや軽いお酒を好む若い世代の需要をどのように取り込むのか」という課題があります。彼女たちはそこに目をつけたのでしょう。

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△プロジェクトリーダーの白石美嘉(しらいし みか)さん

彼女たちの「未来の私たちの子供達のために熊本をずーっと楽しくあったかい町にしておけるように」という想いと、熊本の名産である球磨焼酎、熊本県産フルーツの存在、「焼酎が苦手な自分たちが楽しめるお酒をつくりたい」という想いが重なって、『ごくりくま』が誕生したのです。

ー なるほど!地元である熊本の活性化をしたいという想いが強いからこそ、達成したプロジェクトだったのですね......!

「ロボコンを広めて、ロボットや科学技術に興味を持つ人を増やしたい」という高校生の挑戦!

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ー 学生が叶えたクラウドファンディングの成功例をお聞きすると、自分でも何かできないかなという気持ちになりますね。他にも学生の事例で印象的だったものはありましたか?

木曽:ロボコンのプロジェクトがありました。大会に出場するための費用を集める為のもので、目標金額を上回る50万円を集めました!

ー えーと、ロボコンって、参加者がつくったロボット同士で戦う、あれですか?

木曽:そうですね!ロボットコンテストのことです。日本で行われた大会の過去の例を挙げると、「輪投げ合戦」だったり、障害物競走だったり、大縄跳びをしたり。完成度を競います。

高校生たちが出場した大会は、6週間でロボットを製作し、海外のチームとゲームを通して競い合う大会ですね。

ー わあ、面白そう!今回は参加費用を集めたいというプロジェクトのようですが、この大会って、出場にそんなにお金がかかるものですか?

木曽:大会への参加費用は膨大で、部品セットなどを含めて70万円もかかるそうですよ。さらに、追加の部品や送料、渡航費用なども含めると、予算は300万とか・・・。

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ー うわあ、結構するんですね......。そういった大会があるとは、知りませんでした。

木曽:日本でもあまり知られていない大会なんです。なんていったって、彼らが日本で初めての挑戦者でしたから。

FIRST Robotics Competition (FRC)、高校生国際ロボティックス大会といって、14歳から18歳の学生が参加する大会なのです。将来に役立つスキルを学ぶ為に、スポンサー集めからロボット製作までを学生主体で行うのです。

ー わあ、すごい大会なんだ......!「この大会のことを知ってもらいたい」という用途でも、クラウドファンディングは使えるのですね!

木曽:そうですね。そもそも、たくさんの人に知ってもらわないと、プロジェクトの成功は難しいです。TwitterやFacebookをはじめとしたSNSを使って活動を広めていく努力はもちろん、自分たちのまわりの人にも協力をしてもらって、お金を集めないといけません。

だから、結果的に、大会を多くの人に広めることにも繋がるんです!

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△Team 5701 Indigo Ninjasのメンバー

ー なるほど、そうですよね。プロジェクト成功の為にも、まずは知ってもらう努力をしないといけないわけですね。

木曽:はい。「ロボットを学ぶ楽しさをもっと知ってほしい」という想いもあったので、実際にどのように作っていったのか、勉強会の様子なども発信していました!

ー 楽しさが伝わると、頑張ってほしい、応援したい! って思えますね!そういえば、今回のプロジェクトでは、支援のお返し(前編へリンク)はどのように設定されたのでしょうか?

木曽:お礼メールや、チームロゴとスポンサー企業のロゴ入りTシャツなどがありました。また、企業向けのお返しとして、Tシャツへのロゴ掲載も試みましたよ。

「高校生チームであるため、盛大なリターンをすることは難しい」という課題がありましたが、高校生たちの「サポーターの皆様と一体となって、大会を盛り上げていく」という想いが前面に出ていたプロジェクトでした。

また、大会に出場した後、実行者から「サポーター様にもロボット操縦の体験をしていただき、科学技術を身近に感じてほしい」という相談があったので、それもお返しに加えました!

ー それは面白そう! 高校生が主役のこのプロジェクトならではのお礼を考えたのですね。お礼目当てで支援する人も少なくなさそうです。高校生が考えたのですか?

木曽:お返しは、どのようにすると魅力的かという観点で、Makuake側とプロジェクトの実行者が相談して決めています。

ー そうなんですね!よかった!クラウドファンディングに挑戦したくとも、お返しを考えるの、難しそうだなーって思ってたんです。安心できました。

「クラウドファンディングへの挑戦」夢を叶える方法はたった一つだけ!

前編・後編を通してわかったことは、「クラウドファンディングへの挑戦」は夢を叶える一つの方法だということです。「作りたいモノ・やりたいコトがあるのに、お金がないからできない......」という場合は、一度、挑戦してみることを考えてみましょう!

また、プロジェクト実行者には「最後までやり抜く熱意と覚悟」を求められることと、「自分たちがどうしてこのプロジェクトをやりたいのかという想い」をきちんと届ける努力ができることも大切だということがわかりました。

あなたにもやってみたいことはありますか? 叶えたい夢はありますか? もし、何か思い浮かんだものがあるのであれば、夢を叶える方法としてクラウドファンディングを思い出してみてください。

(取材・執筆:渡辺彩香 編集:後藤亮輔)

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