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大学生の春休みといえば、旅行。とくに4年生は、卒業旅行として今までよりもちょっと豪華な旅行を楽しみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、「お金が...ない!」と悩む人も多いはず。そんな人には「バックパッカー」スタイルの海外旅行がおすすめです。

バックパッカーとは、ツアーに参加するのではなく、自分でホテルや交通手段を手配しながら旅する人のこと。低予算で旅するだけではなく、ツアーのようにスケジュールが決まっていないため、自由に旅行できるのがバックパッカーの魅力です。学生時代を共にした友達と一緒に、もちろんひとりでも旅行を存分に楽しむことができるのです。

そこで今回は、世界一周した筆者が予算にあわせて最大限に楽しめる国を厳選。はじめてのバックパッカー、卒業旅行にぴったりな国を紹介します。卒業旅行先を考えるときの参考にしてみてくださいね。

※予算に関しては、バックパッカーとして世界一周を経験した学生の筆者が、東京からの航空券の最低価格(2〜3月)、現地の物価を考慮して計算しています。

【予算〜5万円】お金は無いけど海外に行きたい人はアジアを攻めろ!

あまり予算を確保できなかった人は、渡航先をアジアにすると海外旅行を十分満喫できます。とくに東アジアや東南アジア諸国は航空券が安く、現地の物価も安いので、総じて低予算ですむのがメリット。そんなアジアの中でもおすすめの旅行先を紹介します。

3万円:台湾(2〜3日目安)

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台湾は週末を利用して旅行に行ける手軽さが人気の国。艶やかな街の景観や、郊外の自然の豊かさなど見どころはたくさんあります。大きな街のホテルやレストランには日本語の通じるスタッフも多いので、言葉が不安な人にとっては旅行のしやすさも高ポイントです。

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台湾に行ったらかならず寄りたいのが、ナイトマーケット。街の至る所で開催されているので、大勢で行ってもひとりでふらっと行っても楽しむことができます。日本のお祭りのような雰囲気ですが、屋台で売っているものは異国情緒溢れるものばかり。みんなで違うものを少しずつ買って、食べ歩きするのがおすすめです。

海外の屋台は衛生的に心配な人もいるかもしれませんが、そんなときは現地の人が多く集まっているお店を選びましょう。現地で人気のお店であれば、食べ物は美味しく、悪い食べ物にあたる可能性も低いです。

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ワイワイ遊ぶのに疲れたら、美しい景色を見に行きませんか。おすすめは、「高美湿地」。高美湿原は"台湾のウユニ塩湖"と言われている場所で、とくに水が張った夕暮れ時に訪れると、その景色に目を奪われます。絶景を前に学生生活に想いを馳せてみてはどうでしょうか。

5万円:タイ(2〜3日目安)

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5万円前後の予算があるなら東南アジアのタイがおすすめです。タイの良いところは、観光に力を入れているため外国人観光客に細やかな配慮がなされているところ。主要な観光地の交通機関では、旅行客が困らないように現地語だけでなく英語でも表記され、ツーリストインフォメーションも充実していて観光客の手助けをしてくれます。

また、タイは近年ものすごい勢いで経済的に成長しており、都市部では日本さながらの高層ビルが立ち並んでいますが、一歩郊外に出れば綺麗な海のリゾート地や、うっそうとしたジャングルも楽しめます。

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人生で一度しかない大学の卒業旅行なので、形に残る記念品が欲しいもの。そんな人はタイ北部の街ランパーンで象使いの免許を取ってみてはいかがでしょうか。なんと免許取得は最短1日、約7000円程度で可能!日本で象と触れ合える機会はなかなかありませんが、象使いの免許を取るための練習では、実際に象に乗ったり、指示を出したりすることができます。異国で取った免許があれば、日本で自慢できるネタになるでしょう。

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お金がなくてもリゾートを楽しめるのがタイ!人気なのはプーケットですが、低予算ですませたいならば、よりバンコクから近いパタヤがおすすめ。バンコクから車で2時間ほどのリゾート地で、物価もプーケットほど高くありません。

リゾート地定番のマリンアクティビティはもちろん、タイ式マッサージも1時間1500円程度から受けることができるなど、格安でリゾートを楽しめます。日中思い切り遊んだら、海を眺めながらマッサージ。そのあとは美味しいタイ料理を食べて、一日中満喫することができます。

【予算10〜15万円】ヨーロッパの予算は10万円から! 比較的安い東欧と定番の西欧

卒業旅行の定番、ヨーロッパ。ヨーロッパの旅行予算は高いイメージがありますが、期間が短くても構わないなら10万円ほどから検討することができます。そこで、「卒業旅行で行くなら」という視点から、景色の異なる東欧と西欧に分けてそれぞれおすすめの国を紹介しましょう。

12〜15万:クロアチア(一週間目安)

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フランスやイタリアなどの西欧諸国に比べ、比較的割安で行けるのが東欧諸国です。東欧諸国の多くは旧ソ連に属していたので、共産国時代の名残と、昔からあるヨーロッパの文化が混ざっていて歴史的に見ても面白いエリア。その中でもおすすめの国がクロアチアです。物価が安いだけでなく、ヨーロッパのオシャレな街並みと豊かな自然が美しい国です。

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クロアチアに来たら訪れたいのがドゥブロヴニク。ジブリ映画「紅の豚」のモデルになったとも言われている街で、日本人にも人気があります。旧市街は世界遺産に登録されるなど、街を外側から見ても内側から見ても非常に美しい街並みです。アドリア海に面し、シーフード料理は絶品。ジブリ好きの人はもちろん、おしゃれな街に滞在してその異国情緒に浸りたい人は、ぜひ訪れたい街です。

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クロアチアで有名な観光地がプリトヴィツェ湖群国立公園です。公園内には16の滝と92の滝があり、観光客は湖の周りをハイキングしながら、絶景を心ゆくまで満喫することができます。毎日、その時間や気候条件によって水の色が変わり、湖を囲む森も季節によって新緑や紅葉、雪化粧など四季折々に姿を変え、いつ訪れても観光客を楽しませてくれます。

大学生の卒業旅行にプリトヴィツェ湖群国立公園をおすすめしたい理由のひとつに、学割が使えることがあげられます。まだ学生証の期限が残っているうちに国際学生証を作っておけば、入場料を3割ほど割り引いてくれるのです。

このプリトヴィツェ湖群国立公園以外にも、ヨーロッパでは国際学生証があると入場料などの料金を割り引いてくれる施設が多いです。国際学生証は大学の生協で申し込めますが、受け付けていない大学もあります。その場合は国際学生証センターに申請書を郵送することで作ることができます。ヨーロッパを旅行するのであれば、国際学生証を作っておくとかなりお得になるので、ぜひ作っていくことをおすすめします。

15万前後:スペイン(一週間目安)

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西欧でおすすめの国は、サグラダ・ファミリアやアルハンブラ宮殿をはじめ、世界的にも有名な観光地が数多くあるスペインです。これらの主要な観光地をめぐるだけでも楽しいですが、卒業旅行シーズンだからこその楽しみ方もあります。

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数ある西欧諸国の中から卒業旅行にスペインを紹介するのは、春休みにあたる3月15日から19日まで、スペイン3大祭りのひとつ「サン・ホセの火祭り」がバルセロナで開催されるため。この火祭りでは、職人たちが精魂込めて作った大小さまざまな人形たちを、祭り期間が終わった20日の夜に焼き尽くします。この迫力は世界でもバルセロナのその期間でしか味わうことができません。一見の価値ありです。

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スペインを語るうえで「バル」の存在は欠かせません。バルとは、日本でいう大衆居酒屋で、お酒とタパスと呼ばれるおつまみを出すお店のこと。スペインの人たちは夜な夜なバルをはしごし、飲み明かすのです。ローカルなバルに踏み込めば、現地の人と交流ができるかも。異国の地で美味しいお酒とタパスを肴に、学生時代を共にした仲間と一晩中語り明かせば、それは忘れられない夜になるはずです。

【予算〜30万円】お金に余裕のある人は、日本から遠く離れた最果ての国を目指そう

お金に余裕がある人は、時間と体力のある今しか行けない、遠い国へ足を運んでみましょう。日本から離れれば離れるほど、日本とは違った衝撃的な景色に出会うことができます。その感動は一生忘れることはないでしょう。予算のある人向けに、そんな一生に一回きりの特別な旅行にしてくれる国を紹介します。

20万:アイスランド(一週間目安)

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アイスランドでは、ブルーラグーンなど有名な観光地だけではなく、視界に入ってくる景色すべてが絶景です。日常にある何気ない景色の美しさこそがアイスランドの最大の魅力。一週間ほどあれば、観光しながら車で一周できる島国なので、友だちと一緒にレンタカーを借りて旅行するのがおすすめです。

現地の物価は安いとはいえないので、ドミトリーと呼ばれるひと部屋に二段ベッドがいくつかあるようなホステルに宿泊したり、スーパーで食材を買い込んでキャンプしたりすると、より出費を抑えることができます。異国の地で共同生活を送れば、友だちとの仲もより一層深まるでしょう。

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アイスランドといえばオーロラ。アイスラインド国内ではどこからでもオーロラを見ることができます。ほかの国でもオーロラは見れますが、なかでもアイスランドは寒すぎないのが大きな特徴です。アイスランドの首都レイキャビクの2〜3月の平均気温は0度前後、最低気温はマイナス2度前後なので、寒すぎて外に出られないということはありません。友だちと一緒に見上げたオーロラは、きっと一生忘れることはないでしょう。

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この時期にアイスランドに行くなら、スカフタフェルト国立公園にぜひ訪れてみてください。氷が織り成す幻想的な洞窟は、比較的気温の低い冬の時期にしか入ることができません。氷河が長い時間をかけて凝縮した氷でできているものの、気温の高い夏は安全が確保できないからです。洞窟の状態は日によって異なるため、必ずツアーに参加してプロの人を同伴して見学しましょう。

30万:ボリビア、ペルー(二週間目安)

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最後に紹介するのは、メディアで取り上げられることが増えてきた南米ボリビアのウユニ塩湖。日本から現地に到着するまで1日以上かかってしまうため、時間的に余裕のある今だからこそ行ける絶景スポットです。

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ただし、ウユニ塩湖はいつでも綺麗な景色が見られるわけではありません。雨が降って水がたまらないと当然ながら鏡張りの景色は見られませんが、数日間雨が降らないということもあり得ます。だからこそ、スケジュールに余裕があり、自由に動けるバックパッカーがおすすめ。良い条件が揃うまで、ウユニ塩湖の拠点となる町で待つことができます。町からウユニ塩湖に行くツアーはひとり2000円程度。その気になれば自分の納得がいく写真が撮れるまで何回も行くこともできるのです。

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ボリビアのウユニ塩湖からペルーのマチュピチュ遺跡まで行くにはさほど時間がかからないということを知っていましたか?遠路はるばる日本の裏側まで行くなら、ウユニ塩湖と一緒にマチュピチュにも足を伸ばしてみましょう。

ウユニ塩湖からマチュピチュの拠点となる街クスコまで、飛行機だと乗換時間を除けば約2時間で着きますが、値段は約3万円程度。しかし、時間があるなら夜行バスを30時間乗り継いで行ってみましょう!時間はかかりますが約5000〜10,000円くらいで行くことができます。過酷かもしれませんが、まさしくロードトリップをしている感覚を味わえます。

多くの日本人観光客も訪れる世界遺産「天空都市マチュピチュ」。ペルーの都市クスコから、電車に乗ってふもとの村まで行くのが定番ですが、ここはあえてバスと徒歩で行く、通称「スタンドバイミーコース」で村まで行ってみてはどうでしょうか。途中までバスで行き、その後は線路を辿って歩いていきます。その体験はさながら映画「スタンドバイミー」のようで、欧米の若い旅行客を中心に人気になっています。卒業旅行に気の合う仲間と一生の思い出をつくるには、最高のシチュエーションではないでしょうか。

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犯罪には気をつけて、卒業旅行を満喫しよう!

お金が無くても、時間と体力がある学生だからこそ行ける国もあります。バックパッカー旅行をすることで、少ない予算でも旅行を最大限楽しむことができます。

学生最後の長期休みは、今まで行けなかった憧れの国へ行く良い機会です。社会人になると、学生の時ほど気軽に海外旅行に行けなくなるかもしれません。今だからこそ行ける国々に行ってみてはいかがでしょうか。

旅行は楽しいことも多いですが、気が緩みすぎて防犯対策が疎かにならないように最大限注意したいものです。くれぐれも道中は気をつけながら、卒業旅行を思う存分楽しんでくださいね!

(執筆: 鎌田淳生 編集:加勢犬)

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