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「いつか自分も成功したい。成功者のマインドを学びたい。でも、活字が苦手で本を読んでいると眠くなってしまう」そんな方は、成功者を描いたビジネス映画をご覧になってはいかがでしょうか?

今回ご紹介する5つの作品の主人公は、全て実在する人物です。ビジネス映画と聞くと「難しくて眠くなりそう」と思うかもしれませんが、ご安心ください。どの作品もドラマ性の高い傑作となっています。では、「成功者のマインドが学べる、実話に基づいたビジネス映画」を5作品紹介します。

友人と起業すると友情が壊れるリスクがある『ソーシャル・ネットワーク』

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(出典:Amazon)

Facebookは今や誰もが知るSNS。初対面の人同士がFacebookを申請・承認し合う風景は、もはや珍しくありません。ネタとしても面白いので、2010年以降、FacebookなどのSNSは映画でも頻繁に使われるようになりました。

『ソーシャル・ネットワーク』(2010年 監督デビッド・フィンチャー 主演ジェシー・アイゼンバーグ)はそんなSNSの代表格であるFacebookを創設したマーク・ザッカーバーグの物語。

マーク・ザッカーバーグが若干20歳の若さでハーバード大学の学友と立ち上げたFacebookは、たちまち世界中へ広まります。本作品は、成功を手にしたマーク・ザッカーバーグの栄光のサクセス・ストーリー......と思いきや、実際はマーク・ザッカーバーグの苦悩を中心に描かれます

規模の大小を問わず「友人と事業を立ち上げることは難しい」という事実が、この作品を観るとよくわかります。ましてや成功すればするほど数々の問題が生まれるもの。ときには裏切られることさえあります。

"あの"Facebookを立ち上げたマーク・ザッカーバーグですら苦悩したビジネスの厳しさを痛感できる一作となっています。

社会不適合者が世界を変える『スティーブ・ジョブズ』

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iPhone、iPad、MacBookなど、アップル社製品を愛用されている方も多いのではないでしょうか。(かく言う私もこの文章をMacBook Airで書いています)アップル社特有のスタイリッシュに洗練されたプロダクトデザインは、誰もが憧れる製品として飛躍的な発展を遂げました。

『スティーブ・ジョブズ』(2015年 監督ダニー・ボイル)は、2011年に惜しまれつつ亡くなった稀代のカリスマ、スティーブ・ジョブズの伝記映画。先程の『ソーシャル・ネットワーク』同様、天才経営者、スティーブ・ジョブズの手腕を美化した映画ではありません。劇中内の言葉で言うなら「クソ野郎・スティーブ・ジョブズ」を描いた作品です。

物語はアップル社名物の製品発表プレゼンテーションの開始直前40分前の3つのストーリーから成り立っています。(1984年、Macintosh、1988年、NeXTcube。 1998年、iMac。)発表のシーンがないところがポイントです。

3つの構成からなる物語の登場人物はジョブズをはじめ、彼を支える数々のスタッフ、そして彼の娘リサが中心。ジョブズは発表会を「世界を変えるイベント」と称し、どの時代も本番直前に彼特有の考えによる「無茶振り」をしてきます。

たとえば冒頭、発表本番直前に「ハロー」と発するはずのMacintoshが作動しなくなります。ジョブズは部下に「今すぐ直せ」「直さないとイベントは中止にする」と言い張り、周りのスタッフは全力で止めにかかります。観ている我々はスタッフと同じ気持ちになります、「本番40分前に何を言っているんだ?」と。

我儘、傲慢、協調性なし。怒ったスタッフからは「クソ野郎」と罵られます。このように、劇中では全体を通じてジョブズのどうしようもない人間性がフォーカスされているのです。

また、一人の父親としてジョブズが苦悩するシーンも各時代にまたがり描かれています。そして終盤、娘に苦悩するどこにでもいる父としての一面を描いている点は、「天才と言えど人」ということを実感させてくれます。

ジョブズの言う「世界を変えるイベント」は、決して大袈裟ではありません。事実、アップル社は世界を変える製品を発表してきました。ジョブズのカリスマ性や手腕は真似できないかもしれません。しかし、世界有数の成功者から学べることは多いはずです。

逆境に立ち向かう勇気をくれる『幸せのちから』

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マーク・ザッカーバーグ、スティーブ・ジョブズ、と誰もが知る偉人を紹介させていただきました。ここでは不器用な男が逆境を跳ねのけ、成功を掴むまでの物語をご紹介します。

『幸せのちから』(2006年 監督ガブリエル・ムッチーノ 主演ウィル・スミス)は、事業の失敗によりホームレスにまで転落してしまった主人公クリス・ガードナーが、受講者20名からわずか1名しか選ばれない一流証券会社の難関研修プログラムから採用を勝ち取るストーリーです。

半年間続く研修プログラムはなんと無給。つまり、選ばれないと半年間が無駄になってしまいます。さらにクリスは事業の失敗により破産寸前。妻のリンダからも離婚を突きつけられてしまいます。

さらに多額に膨れ上がった税金の支払いにより全財産が差し押さえられ、遂に住居を失ってしまいホームレスになります。住居を失った初めての夜、駅のトイレの扉に鍵を締め、息子を抱きかかえながら警備員に怯え、涙を流しながら朝を迎えるクリスの苦悶の表情は、観ている我々も胸が痛みます。

そんなクリスは数々の試練を乗り越え、持ち前の機転と執念により最終的に一流証券会社へ採用となります。この映画で唯一肩を撫で下ろすクライマックスシーンです。

不幸な状況の中でも、クリスは息子への愛を注ぎ続け、努力を続けた結果、成功を勝ち取ることができました。劇中では「幸せ」という言葉が頻繁に登場します。誰よりも息子との「幸せ」を望んだ彼は、どんな状況でも明るく、希望を忘れずに、強い意志を持って行動した結果、成功を勝ち取ることができました。

努力をすれば、必ず願いが叶うわけではありません。しかし、強く願い、努力をしなければ成功を勝ち取ることはできません。叶いそうもない夢を追いかけている方や、周囲に反対されても自分の道を生きている方、どん底から這い上がりたい方に、ぜひオススメしたい作品です。

硬直化した組織を変えるヒントを得られる『マネーボール』

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選手の努力や成長を描き、奇跡や感動を呼ぶ野球映画はこれまでも多く発表されてきました。しかし、『マネーボール』(2011年 監督ベネット・ミラー 主演ブラッド・ピット)の主人公は、選手や監督ではなくゼネラル・マネジャー(略称GM)のビリー・ビーン。

当時、弱小球団だったオークランド・アスレチックスのGMに就任したビリーは、数字のみに拘ったデータ分析という新しい観点から、低迷するチームの改革へ着手しました。

100年以上の歴史と伝統を持つメジャーリーグにおいて、かつてない「データ至上主義野球(マネーボール理論)」は、当初受け入れられるものではありませんでした。ビリーが強行した改革は、選手や監督、各方面から大きな反発を受けたのです。

しかし、様々な苦悩を乗り越え、徐々にマネーボール理論をチームへ浸透させていくと、アスレチックスはチームの連勝記録を塗り替える20連勝を記録。そしてプレーオフ進出まで至ったのです。

かつてない考え方には、いつの時代も反発する人がいます。ビリーの行った改革は、結果が伴ったから映画化に至るほどの賞賛となりました。しかし、結果が出ていなければ、ビリーは笑い者になっていたでしょう。自分を信じ、失敗を恐れない。ビリーが取ったような行動は、ときにはビジネスにおいても必要なことなのかもしれません

仕事の意義や、正義を貫く姿勢を教えてくれる『エリン・ブロコビッチ』

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『エリン・ブロコビッチ』(2000年 監督スティーブン・ソダーバーグ 主演ジュリア・ロバーツ)は、絵に描いたような「どん底」の主人公を描くシーンから幕を開けます。主人公のエリン・ブロコビッチは、「バツ2」「職なし」「恋人なし」「貯金ほぼなし」で3児の子を抱えるシングルマザー。信号無視の車に衝突され勝てるはずの裁判を行うも、敗訴してしまいます。

この敗訴を口実に、エリン・ブロコビッチは担当した弁護士事務所へ仕事を斡旋するように持ちかけ、強引に勤務をはじめます。そこでエリンは、ある巨大企業の環境汚染により住民たちが被害を受けている実態に直面します。

エリンはその訴訟を通し、生まれて初めて人に感謝されるということ、仕事に対する情熱を覚え、最終的に600名を超える原告側を束ね、大手企業PG&Eから、なんと史上最高額の和解金(3億3000万ドル)を勝ち取るのです。

物語は訴訟事件を中心に展開しますが、仕事に奔走する間にも、エリンは恋愛をし、子供たちに愛情も注いでいます。この「自分らしさ」こそ、この映画の魅力の一つと言えるでしょう。

エリンらしさといえば、何と言ってもそのセクシーな服装にあります。オフィス内でも胸元を大きく開け、常にボディラインを強調した服装をし、上司から注意を受けても「私に似合っているから」という理由で聞く耳を持ちません。

非常識かもしれませんが、その服装が象徴するように、彼女の意志の強さ、筋の通った曲げない正義感がこの事件を解決に導いたと言えます。「どんなときでも自分らしくありたい」、そんな女性にぜひ観ていただきたい作品です。

さあ、読書嫌いの方もビジネスマインドを学ぼう

いかがでしたでしょうか。事実は小説より奇なりとはよく言ったものですが、今回ご紹介した5つの作品は、全て事実に基づいて制作されています。「映画になるほどの成功」は誰しもができることではありませんが、成功の形は人それぞれ、定義はありません。ご紹介した作品を観れば、きっと成功者のマインドを学ぶことができるでしょう。

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