坂本内定塾

就職活動
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Q.私は音楽専攻ですが、金融や商社などの内定は取れますか?

坂本塾長の「気合い回答」

もちろん、金融(銀行、保険、証券)、商社の内定は取れます。
メーカー、IT、マスコミの内定だって、大丈夫です。

私の就職講座や読者の皆様は、ぞくぞくと内定を取っています。
大学の専攻とは、全く違う分野の企業(職種)でも内定は取れます。
重要なのは、どんな努力をするかです。

■では、ある内定者を紹介します。
7月3日の朝日新聞社主催・就職フェアでの控室での出来事です。
出演する学生(内定者)の中に、某私立大学の音楽専攻の方がいて、

「東京海上日動火災と大和証券に内定を頂きました。坂本先生、本当にありがとうございました!」

どうして、私に対して、ありがとうございました……なのかな? と疑問に思ったら、
昨年度のこの就職フェアで、私の講義を受講した方で、かつ、朝日新聞の読者でもあったのです。

●私は縁を感じて“音楽専攻をどう自己PRにしたか”徹底的に取材させて頂きました

聞けば聞くほど、この方は、素晴らしい考え方・行動力の持ち主であることがわかり、
企業に入社してからも、必ず活躍する行動特性を身につけていました。
以下、詳細を説明します。

■「音楽専攻は、受かる自己PRになります!」
この方は、自信を持って言います。

●音楽に真剣に取り組んだ実体験から、
・継続力 (毎日、5時間、風邪などで辛くても休まず努力)
・集中力 (本番で、ミスなしで弾く集中力)

・忍耐力 (コンクールで入賞できず挫折しても、諦めずに努力し続けた)

など、数種類の自己PRを作って大変効果的だったそうです。
実際に努力していた具体例なので説得力も大。

●しかも、志望業界・志望企業に関する新聞のスクラップブックを作っていました。
徹底的にその業界・企業のことに詳しくなって、そのスクラップブックを持参して、
会社訪問、支店見学もしていたそうです。

●この方の手帳には、会った社員(行員)との話のネタ用に“金融に関する記事”が貼り付けてあり、
さらに、志望企業の株価を毎日チェックしていて、日付欄のところにメモしていました。
これらの努力で、志望理由も大変説得力があるものになっていました。

■全国の音楽専攻(音楽系の学部)の学生の皆さん
一般的に、音楽系の学部の学生は、経済学部や法学部、商学部、社会学部の学生と比べて、
就職活動に不利だと思われています。
特に、金融(銀行・保険・証券)の企業には、かなり不利だと思われがちです。

しかし、心配無用です。むしろ、自己PRにして有利にすることができます。
その不利は全部跳ね返して、超難関企業の内定だって取れます!

音楽専攻は、説得力ある、力強い自己PRになりますよ。
アピールポイントを仕事に役立つ内容にして、かつ、具体例・数字をしっかり盛り込めばよいのです。
それに、説得力ある志望理由を組み合わせれば、鬼に金棒です。

●同様に、教育学部、文学部、福祉学部など、
志望企業の仕事と全く違うことを専攻した学生でも、上記のような努力で、内定が取れます。

自信を持って就職活動を行ってください。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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