坂本内定塾

就職活動
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Q.社会人と何を話せば良いかわかりません。

来週、OB訪問をする予定ですが、うまく会話ができず、コミュニケーション力に欠けると思われ、評価が下がってしまわないか大変不安です。口下手な私でも簡単に実行できる対策を教えてください。

坂本塾長の「気合い回答」

相手が興味を持つ情報(記事)を仕入れておこう!会話上手の人は常にやっていることだ。

会社訪問(会社見学・支店見学・工場見学)やOB・OG訪問をするにあたって、社員と何を話せば良いか不安に思っている学生は、非常に多いです。たとえ口下手な人でも会話上手だと評価される、極めて効果的な方法をご紹介します。

■会話上手な人の影努力
実は、企業のトップ営業マンには、口下手の人が非常に多いです
私は20代、就職コンサルタントになる準備として、証券会社、広告会社で働いた経験がありますが、トップクラスの成績の営業マンは、口下手な人でした。
彼らは、口下手であることを自覚していたがゆえに、それを補うために陰で猛烈な努力をしていました。 それは、相手が興味を持つ情報(記事)を大量に収集することです。

私の上司だったトップ営業マンの実例を挙げると、

●トップ営業マンが、ある企業(商社)の方と会うために必ずやっていた7つの影努力

  1. その企業に関する新聞記事を大量にスクラップして読み込んでおく
  2. その企業のライバル企業の記事もスクラップして読み込んでおく
  3. その企業の関連業界(エネルギー業界など)の記事もスクラップして読み込んでおく
さらに、
  1. お会いする方の趣味(野球)に関する新聞記事(プロ野球やメジャーリーグ)を読んでおく
  2. お会いする方の好きな物(カメラ)に関する新聞記事を読んでおく
  3. お会いする方の出身地(北海道)に関する新聞記事を読んでおく
  4. お会いする方の家族が好きな事(ディズニーランド)に関する新聞記事を読んでおく

ものすごい影努力。成績トップになるような人は、ここまで努力するのですね。
これだけ大量に情報を収集してあれば、間が持たなくなることは一切なくなり、
大いに会話が盛り上がると思いませんか?

■新聞は、“コミュニケーション活性化ツール”としても大変便利
新聞には、あらゆる人のニーズに合う記事が掲載されています。
だから、新聞を使うと、あらゆる人との会話のネタになる情報が収集できるのです。

新聞とは、コミュニケーション活性化ツールとしても大変便利なものですよ。
せっかく新聞を読むならば、ここまで活用し尽くしてくださいね。

なお、デジタル版を使うと、過去記事検索もできて、見逃した記事も収集できます
たとえば、「カメラ」、「北海道」、「ディズニーランド」などと、キーワード検索すれば、
それぞれに関する過去記事をリストアップできるのです。

■志望企業の方とお会いする際は、上記の1.2.3.を実行してみてください。
1回目にお会いする際は、1.2.3.を実行することをお勧めします。実際に試して頂ければ、その効果に驚かれると思います。

あなたは、すっかりコミュニケーション上手な学生として印象づいて、人事に推薦してくれるかもしれませんよ。(人事への推薦制度がある企業もあります)

なお、1回目にお会いした際に、その方が趣味・特技・関心事・出身地・家族のことを話して下さっていたら、2回目にお会いする際は、4.5.6.7も実行してみてください。
すると、2回目の会話は、1回目以上に盛り上がること間違いないです。

今回は、新聞記事を使った大変効果的なコミュニケーション力アップの方法をご紹介しました。
これは、就職活動のみならず、社会人になってからも大変役立つことです。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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