坂本内定塾

就職活動
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Q.グループディスカッション試験が不安です。調べたところ、私の志望企業でも毎年行われています。どんな事前準備をしておけば良いでしょうか?

坂本塾長の「気合い回答」

志望企業が力を入れていることを調べておき、発言内容の軸にする

グループディスカッション試験(集団討論試験)は、各企業の入社試験で活発に行われており、合否判断に与える影響が大きいです。苦手にしている人が多いですが、コツを掴めば難しくないです。今回は、話の内容と事前準備について、次回は受かる役割の担い方について解説します。

■よくある出題テーマ例:あなたならどんな意見を述べますか?
以下のテーマが出題されたら、あなたならどんな意見を述べますか?(これらは実際に出題されたものです)

●食品(味の素)の例
→少子高齢化において食品メーカーがすべきことは何か 
●テレビ局(日本テレビ)の例
→10年後の放送サービスを考える
●銀行(三菱東京UFJ銀行)の例
→学生と社会人の違いについて
●化粧品(資生堂)の例
→売上が落ちている商品に対して、どのような策を講じるべきか 
●鉄道(JR東海)の例
→顧客満足とは何か
●旅行会社(JTB)の例 
→日本の魅力を外国人に伝えるにはどうしたらよいか

■一般論として捉えてはダメ。志望企業の問題として捉えると高評価!
受かる意見の人と落ちる意見の人の根本的な違いは、テーマの捉えかたです。 受かる人は、志望企業の問題として捉え、志望企業の社員の発想で考えます。たとえば、食品(味の素)のテーマ「少子高齢化において食品メーカーがすべきことは何か」の場合、受かる人は、味の素の立場で捉え、味の素が何をすべきかを考えます。(味の素が現在取り組んでいることや中長期の事業計画も検討)。

ところが、落ちる人は、食品メーカー全般のこととして捉え、食品メーカー全般が何をすべきかを考えます。これでは平凡な一般論に終始してしまうので、味の素の採用担当者に志望の熱意は伝わりません。

最も重要なことはテーマの捉えかたです。これからは必ず、志望企業の問題として捉えましょう。そのためには、テーマの文章に志望企業のことを補足して読み替えることが大切です。たとえば、上記6つのテーマは以下のように読み替えましょう。

●食品(A社)の例
 →少子高齢化における食品メーカー(味の素)がすべきことは何か
  味の素が現在取り組んでいること。および、今後取り組むべきことは何か
●テレビ局(日本テレビ)の例
 →10年後の(日本テレビが担うべき)放送サービスを考える 
●銀行(三菱東京UFJ銀行)の例
 →学生と社会人(=三菱東京UFJ銀行の社員)の違いについて
●化粧品(資生堂)の例
 →売上が落ちている(資生堂の)商品に対して、(資生堂は/資生堂の社員は)どのような策を講じるべきか 
●鉄道(JR東海)の例
 →(JR東海における)顧客満足とは何か
  当社が顧客満足をさらに高めるには何をしたらよいか
●旅行会社(JTB)の例 
 →(JTBが)日本の魅力を外国人に伝えるにはどうしたらよいか
  外国人向けの旅行商品・サービスはどんなものがよいか 

■準備で差がつく→「志望企業が力を入れていることを調べておく」 
グループディスカッション試験は、出題テーマを企業の問題として捉え、志望企業の繁栄・発展、利益増加に結びつくような意見を述べることができると、 (志望の熱意が伝わり)高評価が得られます。

したがって、合格の秘訣は、企業研究です。最も大切なのは、志望企業がどんなことに力を入れているかをしっかり調べておくことです。これ以外にも、問題点、改善点、将来計画、新規事業、他の企業との差別化の取り組み等も調べておくとよいでしょう。これらは、企業のIR情報のページに出ています。また、新聞やビジネス誌でもよく取り上げられているので、日ごろからチェックして、スクラップブックを作っておくことをお勧めします。志望企業のこれらの情報を軸にして、発言内容を組み立てると高評価が得られます。

●旅行会社(JTB)に内定したWさんの実例
(出題テーマ:日本の魅力を外国人に伝えるにはどうしたらよいか)
Wさんは、JTBの企業研究をした際に、JTBがアジア各国からの旅行客を取り込むビジネスに力を入れていることに注目し、どんな取り組みをしているか、どんなビジネスモデルを考えているかを調べておいたそうです。よってディスカッションの中でJTBの実際の成功例、失敗例、各種データ、応用アイディアを豊富に挙げることができました他の受験者が一般論・抽象論しか言えない中、Wさんはディスカッションの進行に必要不可欠な存在となり、高評価を得ました。

次回のコラムは、グループディスカッション試験での“受かる役割の担い方”です。発言が苦手な人の受かり方も説明します。今回と併せてお読みください。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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