坂本内定塾

就職活動
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Q.普通の学生生活を過ごした、平凡な私でも人気企業に受かりますか?

坂本塾長の「気合い回答」

不利を覆して、圧倒的なプラス評価を得る方法がある。超人気企業も諦める必要なし!

受験者が、就職試験で不利になると思っていることベスト5を挙げます。
・ 普通の学生生活で、自己PRできるような立派なことは何もしていない
・ 留年している
・ 学部、学科、専攻内容が志望企業の職種と大きく異なる
・ 志望企業に大学の先輩が受かっていない
・ 資格を何も持っていない

今回は、このような不利を補ってあまりある大きなプラス評価が得られる方法をご紹介します。内定獲得にグッと近づくことが可能です。

■合格レベルの回答が言えているのは、200人中1人しかいない質問
以下の質問は、入社試験の面接で実際にあった質問です。参考までに企業名を付記していますが、他の企業でも頻出です。自分の志望企業の面接試験で出題されたと想定して、回答を考えてみましょう。
  1. 高収益の新規ビジネスを考えてください(ベネッセコーポレーション、その他) 
  2. あなたが当社で成し遂げたい夢(アイディア)は何ですか(電通、その他) 
  3. 作ってみたい番組を、シナリオ、キャストなど具体的に述べてください(テレビ朝日、その他) 
  4. 入社後やりたい仕事を短期と長期の2つの視点で語ってください(カゴメ、その他) 
  5. 10年後の当社の姿とあなたが取り組んでいる仕事は何ですか(日本経済新聞社、その他) 
  6. 世界を幸せにするためのあなたのアイディアを聞かせてください(パナソニック、その他) 
  7. 当社でチャレンジしたい仕事は何ですか(東宝、その他) 
  8. 10年後の夢(ビジネスモデル)について教えてください(任天堂、その他) 
  9. 今後、あなたは何をどのように変えたいですか(日本銀行、その他)  
  10. 志望の雑誌の担当になるとします。どんな企画を立てますか?(集英社、その他) 

(※筆者の就職講座受講生の就活レポートより)  

●未来分析で他の受験者と大きな差がつく!特A評価が得られる!
これらは企業と受験者の未来に関する質問で、最近の面接やエントリーシートで増えています。しかし、大半の受験者は、(過去の自己分析・企業研究はするのですが)未来の分析までは手が回らず、不十分なまま試験に臨んでいるのが現実です。合格レベルの回答が言えているのは、200人に1人しかいません。したがって、未来の自己分析、企業研究をしっかり行うと、他の受験者と極めて大きな差をつけることができます。
■未来分析・3ステップ
以下のステップを行うと、未来に関する質問で、圧倒的な高評価を得ることができます。
●1.中長期経営計画、新事業、新商品を調べる 
普通の受験者は、志望企業のWEBサイトの「株主・投資家のページ(=IR情報)」は読んでいません。しかし、このページは、企業にとって重要な情報の宝庫です。特にお勧めなのは、中長期経営計画とアニュアルレポート、新事業・新商品情報です。これらを調べると、企業がこれから力を入れること、成長の方向性、ライバル企業との差別化の方針が具体的にわかります。
●2.社長のメッセージを調べる 
社長のメッセージを調べると、企業が現在、力を入れていること。今後、力を入れることを具体的に知ることができます。社員としての重要な心得もわかります。主な調査方法は以下の3種類です。1.企業のWEBサイトや会社案内パンフレットに掲載されている。2.インターネットで社長名を検索して探す。3.朝日新聞デジタルで社長名を検索して探す。
●3.10年後の仕事のアイディアを考え、感想を社員に尋ね、アドバイスしてもらう 
1、2の情報を基に、入社後、取り組みたい仕事を短期的な視点(1年目~5年目)と長期的な視点(10年目以降)で分析し、どのような仕事をしたいかい、新しいアイディアを具体的に考え、企画書を作成しましょう。特に重要なのは、長期的な視点(10年目以降)の仕事のアイディアです。

大切なのは、アイディアをレベルアップするために社員に企画書を見せて感想を尋ねることです。会社訪問、店舗見学、工場見学、OB・OG訪問などの機会を利用して社員と会って、実務的な視点でアドバイスして頂きましょう。

人気企業、難関企業だからといって受ける前から諦めないでください。これら3つの作業は多少手間がかかりますが、(やっている受験者は滅多にいませんので)他の受験者と圧倒的な差をつけることができます。普通の学生生活を過ごしていようとも、必ず内定に手が届きます。(レベルアップした企画書は、面接の場に持参して面接官に見せることもオススメです。受け身の面接から攻めの面接に変わり、その積極的態度も好印象です)。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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