坂本内定塾

就職活動
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Q.合否結果は3日以内に電話かメールをすると言われましたが、何もきません。どうしたらよいですか?

採用担当者からの合否連絡は、通常、電話かメールです。今回は、連絡時におけるトラブルについて説明します。

坂本塾長の「気合い回答」

合否連絡のトラブル多発。4つのケースに要注意!

■指定期日内に連絡がこない場合は、電話で確認すべき 
たとえば、3日以内に連絡すると言われて、4日経っても何もこなければ、人事に電話をして確認することをお勧めします。待っているだけでは何も解決しないことが多いです。単に連絡が遅れているだけか、人事は連絡をしたのにもかかわらず、受験者の電話やメールアドレスに問題があって未達になっているのか、早急に明らかにしたほうがよいです。以下の4つのケース(留守電設定・メルアド設定・迷惑メール設定・家族の電話対応)に注意しましょう。

■1.留守電設定 (留守電は常に設定しておこう)
企業の採用担当者を話をすると、『面接合格の電話をしても全然連絡がとれない。留守電も設定されていないので、メッセージも残せない。何度電話してもダメ』ということがよくあるそうです。『合否は電話かメールで連絡をすると伝えてあるのだから、連絡が取れるようにしておくのは当然。意識の低い人は落とす』とのことです。

電話に出られない場所や電波が通じない場所でも採用担当者にメッセージを残して頂けるよう留守番電話(各キャリアの留守番電話サービス)は常に設定しておきましょう。

■2.メルアド設定 (わかりにくいメールアドレス、不真面目な文字列のメールアドレスは避けよう)
採用担当者の印象が悪いのは、複雑でわかりにくいメールアドレスにしている人。そして、社会人に対して使うに相応しくないような不真面目な文字列のメールアドレスです。前者は、採用担当者がメールアドレスを打ち間違える危険性があります。後者は、人物評価が下がってしまう危険性があります。

メールアドレスは、採用担当者にストレスなく入力してもらえるように、わかりやすく真面目な文字配列にしましょう。qと9、Oと0、lと1など紛らわしい文字は、間違われたら大変ですので避けたほうが無難です。気を付けましょう。

■3.迷惑メール設定 (迷惑メールフォルダを時々チェックしよう) 
採用担当者からのメールに気づかないケースも多発しています。迷惑メールを識別して、「迷惑メールフォルダ」に自動的に振り分ける機能の付いたメールソフト(メールサーバー)を使っている人は要注意です。そのセキュリティ設定によっては、企業の人事からのメールが、迷惑メールとして認識され、迷惑メールフォルダに分類されるリスクがあるのです。人事からの呼び出しのメールや面接通過のメールに気づかずにいたら取り返しのつかないことになります。迷惑メールフォルダは、企業からのメールが来ていないか時々チェックしましょう。

■4.家族の電話対応 (自宅に電話がくる場合に備え、家族の協力を取り付けておく)
採用担当者は、受験者の携帯電話が通じない場合は、自宅に電話することがあります。その場合、家族が何かの電話セールスと間違えて、「うちは間に合っています」とか、「結構です」と言って、一方的に切ってしまうことがあるそうです。家族には、自分が受けている企業名を伝えておき、協力を取り付けておくことをお勧めします。

合否連絡は一生を左右することです。以上4つのトラブルは、未然に防げることなので、注意を怠らないようにしましょう。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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