坂本内定塾

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Q.『最終面接で受かるために大切なことを教えてください』(解説パート2)

前回と今回は、最終面接で内定を得るためのアドバイスです。内定者が実行していることを紹介します。

坂本塾長の「気合い回答」

①面接官の目をしっかり見て、②即答しよう!最終面接では返答態度も超重要

<最終面接での重要チェックポイント>
最終面接ならではの重要チェックポイントは2つあります。1つは「企業愛があるか」、もう1つは「入社する強い意志はあるか」です。内容が多いので2回にわけて解説します。今回は「入社する強い意志はあるか」についてNG例、OK例を挙げながら詳しく説明します。

■重要チェックポイント2:「入社する強い意志はあるか」 
最終面接は、入社する強い意志があるかを確認する質問が多いです。理由ですが、入社する意思が弱い人に内定を出しても、結局は辞退してきて、他社に入社されてしまうリスクが高いからです。入社意志の弱さを見抜かれて落とされている受験者は極めて多いです。また、入社意志が強くても答え方が悪くて落とされている人も多いです。以下、質問例と注意点を述べます。

●入社意志確認の質問例と注意点
① 当社が第一志望ですか?
 →最終面接では、第一志望と明言しないと評価は大きく下がる
② 当社に入社しますか?
 →最終面接では、入社する意思を明確に表さないと落とされることが多い
③ 当社に必ず入社しますか?
 →最終面接では、「必ず…」「絶対に・・・」などと念を押して入社意志を確認されることが多い
④ 同業の○○社は受験していますか?
 →たとえ受験していたとしても、「でも御社が第一志望です」と明言すれば大丈夫
⑤ 当社が内定を出したら、他社の内定は全て断りますか?
 →最終面接では、このくらい厳しく入社意志確認をする面接官が多い
⑥ 以前の面接で、○○社や□□社も受けていると言っていましたが、辞退しますか?
 →1次面接や2次面接で他の受験先を確認しておき、最終面接で辞退を約束させるケースは多い
⑦ 当社を○○社よりも志望する理由を具体的に述べてください
 →本当に第一志望かを疑われると、このような掘り下げ質問をされることが多い。⑧も類似質問
⑧ どんなプロセスで、当社が第一志望になりましたか?
 →会社訪問、店舗見学、OB訪問、新聞スクラップのことを話すと高評価が得られる
⑨ 正直言って、当社は何番目の志望ですか?
 →誘導質問的に本音を言わせる面接官も多い。「正直言って・・・」という言葉はひっかけなので要注意
⑩ 当社が内定を出したら、就職活動はやめますか?
 →最終面接では、まだ続けると言ってしまうと落とされることが多いので要注意

■最終面接では、返答態度も厳しくチェックされている 
内定者は、どの質問に対しても入社意志の強さを感じさせる返答をしています。第一志望であると答えるのはもちろん、内定を頂いたら他社を辞退することも、就職活動をやめることも力強く述べます。(例外的に、第一志望と答えなくても受かる人もいますが、自己PR等で飛び抜けた高評価の受験者のみです)。

最終面接でとりわけ注意が必要なのは、返答時の態度も厳しくチェックされていることです。返答態度は、受験者の盲点です。言葉(口先)だけで態度が伴っていないと落とされます

●内定者の返答態度 
1.面接官の目をしっかり見て答える (目をそらさない)
2.質問に即答する (迷っているそぶりを見せない) 

目をしっかり見て(アイコンタクトして)答えないと嘘をついているように感じられます。質問に即答しないと迷いがあるように感じられます面接官は、発言内容(言葉)の真実性を返答態度で確認するのです。気をつけてください。

目をしっかり見て(アイコンタクトして)答えないと嘘をついているように感じられます。質問に即答しないと迷いがあるように感じられます。面接官は、発言内容(言葉)の真実性を返答態度で確認するのです。気をつけてください。

前回の、最終面接の重要チェックポイント1「企業愛はあるか」も併せてお読みください。理解が深まります。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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