坂本内定塾

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Q.「自分を色で表すと何色?」などの“クリエイティブ質問”の答え方を教えてください

今回はエントリーシート、筆記試験、面接において、重要性が高いクリエイティブ質問の対策をします。

坂本塾長の「気合い回答」

クリエイティブ質問の答え方の秘訣は、①他者とかぶらない内容、②理由を自己PR(志望理由)に関連させる

クリエイティブ問題とは、発想力の高さをチェックする質問で決まった答えはありません。では近年、出題頻度の非常に高いクリエイティブ質問に挑戦してみてください。

■「自分を色で表すと何色ですか?」
あなたも答えてみてください。その後、内定者の回答をお読みください。
この質問は、資生堂、ワコール、大和証券、住友商事、パナソニック、味の素など、多くの企業で出題されたことがあります。

■内定者の回答例
はい、真夏の太陽のような力強い赤です。
理由ですが、私は学生時代にバスケットボールに打ち込みまして、チームのイメージカラーがこのような赤だったからです。
私は、バスケットボールの大会で、ポイントガードとしてMVPに選ばれたことがあります。
ポイントガードの役割は2つあって、一つは視野を広く持ち、常に全体の状況を把握すること。もう一つは周りのメンバーを生かすパスを供給しつつ、時には自ら点を取ることです。御社の仕事でも、視野を広く持ち、皆様にお役に立てるように頑張ります。

●講評
この回答例の良い点は、単純に「赤」とは言わず、「真夏の太陽のような力強い赤」と表現を工夫して言って他の受験者とかぶらないようにしていること。そして、理由を自己PRに関連させていることです。

■クリエイティブ質問の回答方法 
クリエイティブ質問で不合格になる回答は、内容にこりすぎて面接官が分かりにくいものです。
高評価を得る秘訣は、以下の①②です。
① 修飾語を付けたり、表現を工夫したりして、他の受験者とかぶらない内容にすること
 →実例では、「赤」とは言わずに、「真夏の太陽のような力強い赤」と表現している
② 理由を自己PR(もしくは志望理由)に関連させること
 →実例では、バスケットボールでポイントガードとしてMVPをとったことをアピールしている

根本的に重要なのは、自己PRと志望理由を予めしっかり考えておくことです。そうすれば、クリエイティブ質問が出題されても、短時間で(自己PR、もしくは志望理由に結び付けた)回答を発案することができます。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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