坂本内定塾

就職活動
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Q.受付、待合室での態度も合否判断の対象になっているのは本当ですか?

今回は、面接以外の場面でも評価を積み重ねることができることを解説します。面接での受け答えだけで合否が決まると誤解している学生は多いです。ご注意ください。

坂本塾長の「気合い回答」

普段の自分を高める!総合評価が上がるので、面接で多少失敗しても内定が取れる!

■あらゆる場面で評価される
採用担当者の高評価を得るチャンスは、エントリーシート(履歴書)や面接以外にも数多くあります。採用担当者は、受験者の素の姿をチェックしようとしているので、あらゆる場面で、あらゆる点が見られていることを知ってください。たとえば、

・試験会場に入ってくる際の態度、歩き方、姿勢
・受付での挨拶の仕方
・待合室での挨拶
・待合室での過ごし方
・待合室での座り方、姿勢、荷物の置き方
・筆記試験での座り方、姿勢、荷物の置き方
・筆記試験後の机の後片付け
・説明の際にノートをしっかり取っているか
・集団面接で同じグループになった人達とのコミュニケーションの取り方
・面接での誘導係の社員への挨拶、会話の仕方
・電話連絡をした際の応対の仕方、言葉づかい
・靴の脱ぎ方、揃え方 (※スリッパに履き替える企業もある) 

こんなにも多くの場面で、評価を積み重ねることができることに留意してください。

■普段の自分を高める!
高評価を得るチャンスは、チャンスの顔をしておらず、意外なところに無数にあります。面接の時だけ自分を良く見せようとしても総合的な高評価は得にくいです。よって、普段の自分こそ高めておくことが重要です。なお、面接で何らかの失敗をしても、面接以外の場面で高評価を得ていたので内定を獲得できた人は極めて多いです。

●事例紹介:資生堂、その他3社に内定したAさん
私が講師を務めた明治学院大学の就職対策講座の生徒Aさんは、出会った全ての人に丁寧な挨拶をするように心がけていました。ある企業では面接の待合室に、(スーツではなく)まるで清掃員のような服装をした地味なおじさんがいたそうです。いつものように丁寧に接しましたが、最終面接の時、この人はなんと、受験者の態度を偵察に来ていた人事担当役員だったとわかり、失礼な接し方をしなくてよかったと胸をなでおろしたとのことです。大切なのは、普段からキチンと挨拶をする習慣をつけること。評価は自ずと高まるようになります。 

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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