坂本内定塾

就職活動
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Q.話が論理的でなく、説得力がないとよく言われます。改善方法を教えてください

論理的に話すことが苦手な人が非常に多いです。説得力がないので、面接やエントリーシートで評価を落としています。今回は、簡単にできる改善方法をレクチャーします。

坂本塾長の「気合い回答」

結論(Conclusion)、理由(Reason)、裏付け(Fact)のフレームワークで話を構成しよう!

■論理的に話す秘訣  
論理的に話せていない人(話に説得力がない人)を調査すると共通の問題が3点あります。
・結論から話していない。
・理由を話していない。
・裏付け(具体例・データ)を話していない。

この3点さえ修正すれば、話に説得力が生まれます。修正は難しくありません。

■説得力3要素(結論、理由、裏付け)
論理的に話すとは、結論 Conclusion、②理由 Reason、③裏付け Fact(具体例・データ)を明確にして話すということです。結論、理由、裏付けは、話に説得力を持たせるために重要な3要素で、これらの1つが欠けただけでも、説得力のない話になってしまいます。

●CRFのフレームワークで話す!
自己PRやプレゼンテーションの時、エントリーシートの文章を書く時には、結論(Conclusion)、理由(Reason)、裏付け(Fact)をフレームワークにして話(主張)を構成すると、主旨が簡潔になって説得力が増し、聞き手にとって理解しやすくなります。これは、各要素の英語表記の頭文字をとって「CRFの原則」と呼ばれます。

●CRFのフレームワークを使った自己PR例

C=Conclusion (結論)
→私は御社で活躍できる人物です。
R=Reason (理由)
→なぜなら、私は強靭な体力があるからです。
F=Fact (裏付け)
→サッカー歴9年で、毎日欠かさず練習に打ち込み、大会で準優勝したこともあります。

説得力を高めるために最も重要な要素は、F(裏付け)です。発言の根拠となる「具体例・データ」を明確に述べることが大切です。なお、話の順番は、①結論、②理由、③裏付けの順番が望ましいです。ただし、話にインパクトが増し、わかりやすさも増す場合は、入れ替えても構いません。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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