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就職活動
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マネージャーの自己PRの添削例

朝日新聞社主催・就職フェア(2013/6/29)でおこなった『ESコンテスト』の講評です。今回は第13回で、『マネージャーの自己PR(サークル・部活)』に対する改善アドバイスです。

サークル活動自己PRを添削しました。

添削前と添削後を比較して読んでください。数字で説明すると説得力が高くなることがわかります。

[添削前] 

【ここがダメ】
マネージャーとして、どのくらい頑張ったのか、数字のデータがないのでわからないです。よって、高評価を得ることはできません。内容は良いのに大変もったいないです。
※マネージャーとマネジャーと2つの表記がありますが、企業によってどちらを使うか異なります。外資系やマスコミ系の企業は、マネジャーと表記することが多いです。

[添削後]

マネージャー業務に責任もって取り組む。1回のコンサート成功のために100回以上連絡
音楽サークルでマネージャーとして活動しました。業務は表にでることがなく地味なものですが、コンサートを成功させるために責任重大です。たとえば、学生メンバー10人、OB(社会人)20人、各イベント会社社員5人に、100回以上、電話やメール、FAX、書類等で密に連絡を取り、正確な情報共有や日程調整、価格交渉などを行いました。御社の業務にも責任を持って取り組み、事業成功のために頑張ります。

【改善のポイント】

① 「マネージャー業務に責任もって取り組む」を見出しに配置して、責任感の高さをアピール    
② 「1回のコンサート成功のためには100回以上連絡」を見出しに配置して、説得力を高めた   
③ 面接では、責任をもって取り組んだ「別の業務」も述べて、説得力をさらに高めるとよい

■説得力を高めるために必要なこと 
自分がよく理解していることについては、相手もすぐに理解してもらえると期待してしまいがちですが、注意が必要です。たとえば、「マネージャー業務」について説明する場合、マネージャー業務をやってことがない相手(面接官)には、漠然とした書き方では、その大変さは全く伝わらず、高評価を得ることはできません。
重要なのは数字(データ)で説明すること。説得力を高めるには、アピール内容を裏付ける数値(データ)を目立たせることが必要不可欠です。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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