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5人分のカフェ自己PRの添削例

朝日新聞社主催・就職フェア(2013/6/29)でおこなった『ESコンテスト』の講評です。今回は第30回で、『5人分のカフェ自己PR』に対する改善アドバイスです。

面接官のつもりで、5人分のカフェ自己PRを読んでみてください!

カフェの自己PRは非常に多いです。今回、5人分の自己PRを紹介します。比較することによって、多くの応募者とかぶる題材の場合の注意点がよくわかります。

●カフェ自己PR 1人目

【ここがダメ】
内容が抽象的なので説得力に欠ける。「ていねい、正確に提供・・・・、1人1人に合った接客ができるように学んできました」と2行目でアピールしているが、それを証明する具体的成果、客観的評価の記載が全くないので高評価できない。

●カフェ自己PR 2人目

【ここがダメ】
これも内容が抽象的なので説得力に欠ける。「常に視野を広く持ち、お客様からの目線を大切にしています」と3行目でアピールしているが、それが実行できていたことを証明する具体的成果、客観的評価の記載が全くないので高評価されない。

●カフェ自己PR 3人目

【ここがダメ】
時間帯責任者の自己PRをする就活生は非常に多い。この役職をやっていたという主張だけでは、その他大勢の中に埋没する。「何を求められていて、どのような順番でどのように対応していくのが良いかを考える力がつきました」と3行目でアピールしているが、それが実行できていたことを証明する具体的成果、客観的評価の記載が全くないので高評価されない。

●カフェ自己PR 4人目

【ここがダメ】
これも内容が抽象的なので説得力に欠ける。「他の同期の人よりも成長が認められ・・・」と4行目に書いているが、成長の中身の記述がなく、何ができるようになったのか全くわからず、そのできるようになったことが、スターバックス以外の企業・職種でも役立つことなのか判断できないので高評価されない。そもそも、「亀なりの成長」「時間はかかりますが、確実に成長します」というアピールポイントは、学生的な甘えが感じられる。ビジネスの世界では(スピードと確実性の両立が求められるので)これは高評価されにくい内容。アルバイトならば成長に時間がかかっても許されることがあるが、正社員だったら許されないのが一般的。「短時間で確実に成長します」というアピールポイントのライバル学生がいたら、負けてしまう

●カフェ自己PR 5人目

【ここがダメ】
これも内容が抽象的なので説得力に欠ける。「相手が何を求めているかを素早く察知し、それに応えることができるように努力を…」と2行目~3行目でアピールしているが、結局、何が察知できていたのか、どんなニーズを読み取っていたのかの記述がないので、カフェのアルバイトに1カ月ほど従事していれば誰だって察知できるようになる(ごく普通の)ことを大げさにアピールしているだけではないかと疑われて高評価されることはない。そもそも、カフェのアルバイトは、顧客に商品を積極的に売り込む能動的な仕事ではなく、顧客の注文を聞いてその商品を提供する受動的な仕事という先入観があるので、なおさら大げさに感じてしまう
「常連のお客様を増加させることができました」と書いているが、何人増やしたのかの記述がないので、達成レベルが全くわからず高評価されることはない。一般的に、顧客が店を選ぶ理由は、提供しているコーヒーの味や、ソファーの快適さ、店へのアクセスの良さ、電源・インターネット接続環境であることが要因の場合も多々ある。よって、常連の顧客が増えたとしても、接客能力が高いとは断言できない。

■5人の自己PRを読んで…
以上、5名の自己PRを読んで、どんな感想を持ちましたか? 「同じような自己PRが続くと読む気がしなくなる」、「カフェの接客に関する自己PRは非常に多いので、平凡に思われる。埋没する」。このようなリスクが非常に高いことをお分かり頂けたでしょうか。 

■アルバイト先(企業・業界)に関する新聞記事を調べよう!(ビジネス感覚養成の自己PR)
接客力の自己PRの場合は、この工夫をすれば高評価を得られます。自己PRコンテスト第6回のアドバイスをご覧ください。→ http://info.asahi.com/project/sakamoto/20130910.html

今回は、(接客ではなく)ビジネス感覚を培ったことをアピールポイントにする方法をご紹介します。この方法のポイントは、『新聞記事を活用して、ライバル企業と、ライバル業界との比較研究を行うこと』です。朝日新聞の記事には、データとわかりやすい解説が掲載されているので、ビジネスのアイディアを考えるのに大変便利です。

【添削例】 ※ビジネス感覚養成の自己PR 

最高益更新の外資で「ライバル企業との戦い方」を学ぶ(御社の営業アイディアも考案)
大手外資系カフェチェーン(今期売上1165億円・過去最高益更新)でアルバイトをしています。私は、この店舗で働きながら、接客スキルとライバル企業との戦い方を実践的に学んでいます。全国チェーン[ドトール]や地方有力企業[コメダ珈琲店]との戦い(朝日新聞2013年4月25日朝刊)、異業界[コンビニ]との戦い(朝日新聞2013年6月21日朝刊)など、研究用の“新聞記事スクラップブック”も作成しています。実務経験とスクラップブックを基に御社の営業アイディアを5つ考え、レポートも書きました。

●新聞記事スクラップの賢いやり方
時間的余裕がない場合、あるいは、過去に遡って調査する場合は、朝日新聞デジタルの過去記事検索を利用することをお勧めします。志望企業名、ライバル企業名、業界名、商品名で検索すると、短時間で関連記事を大量にスクラップすることができます。スクラップブックは、志望企業の新ビジネス・新サービスを考える際のアイディアブックとして活用できます。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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