就職活動
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「10年後のあなたについて聞かせてください」にロジカル返答

皆さん こんにちは 
就職コンサルタントの坂本直文です。

【面接官の質問にロジカルに返答するスキル】をレクチャーします。今回は、「10年後のあなたについて聞かせてください」の対策です。人気企業各社の面接試験で頻出の重要質問です。志望熱意と職業意識の高い受験者は、企業研究の段階で緻密に考えており、高評価を得ています。以下、解説をご覧ください。

「質問意図」を知っておこう!

質問意図は「当社でのキャリアプランをしっかり考えているか」のチェックです。
志望熱意と職業意識が高いか低いかによって返答内容は大きく異なります。

●志望熱意と職業意識が高い受験者の場合
入社後のキャリアプラン(キャリア形成)を緻密に考えています。入社後の数年間はどんな仕事をするか、10年後、20年後はどんな仕事をするか。志望企業の経営計画を研究し、様々な年代の社員の意見を聞いて、キャリアプランを具体的に考えてあり、それを実現するために受験しています。よって、「10年後のあなたについて聞かせてください」という質問には、志望企業におけるキャリアプランを具体的に答えます。

●志望熱意と職業意識が低い受験者の場合
入社後のキャリアプランをあまり考えていません。よって、返答内容は、「結婚して幸せな家庭を持っています」とか「責任ある立場で、仕事を頑張っています」といったプライベートのことや漠然とした仕事のイメージを答えています。

●キャリアプランの考え方・情報収集方法 
重要なのは、「企業人としてどんな立場にいて、どんな仕事をしていきたいか」という長期的な計画(目標)を持つことです。そのためには、志望企業の長期的な経営計画を把握する必要があります。志望企業の経営計画とかけ離れた目標(計画)を立ててしまったら、実現の可能性は極めて低くなってしまいます。志望企業の評価も得られません。
一般的には、企業WEBサイトのアニュアルレポートや中長期計画を調べれば概要が書いてあります。もしわからなければ、会社説明会、会社訪問、OB訪問、店舗見学の際に社員に尋ねましょう。新聞の社長のインタビュー記事をチェックすることもお勧めです。将来のビジョンを語っていることが多々あります。こうした情報を仕入れたうえで、「どんなキャリアプランにしたいか」を掘り下げ、将来像を具体的に描いてみましょう。

この質問には、この「掘り下げ質問」が来る! 

「10年後のあなたについて聞かせてください」の質問後は通常、以下の掘り下げ質問がきます。

掘り下げ質問①:「それを実現するためにはどんな努力をしますか?」
掘り下げ質問②:「では、20年後のあなたについても聞かせてください」

最初の質問(10年後のあなたについて聞かせてください)にプライベートのこと(職業意識が全く感じられない内容)を答えてしまうと、その時点でアウトとなり、掘り下げ質問をしてくれなくなることが多いです。
掘り下げ質問②は、掘り下げ質問①の内容がずば抜けて良く、将来の幹部になる可能性を感じた人に対して行う傾向が高いです。もしも聞かれなかった場合は、「20年後の自分についても述べさせて頂いて宜しいでしょうか」と自分から切り出すことをお勧めします。強く志望しているならば、このくらい積極的にPRしたほうがよいです。熱意と行動力の高さ、および、長期的なキャリアプランを考えていることが伝わって高評価が得られます。

ロジカル返答の合格例(理系の職種の内定者)

質問:「10年後のあなたについて聞かせてください」
返答:はい、御社が得意とする○○工法を活用して、□□海峡の海底で現場監督としてトンネルを掘っています。このように考えた根拠は御社のWEBサイトで中長期経営計画を読み、その工事計画があることを知ったからです。私はぜひこの工事に携わりたいです。

→ロジカル返答スキル:仕事で取り組みたいこと(具体例)を挙げるとインパクトUP
→ロジカル返答スキル:発言の根拠として、志望企業の経営計画や社員の話等を挙げると説得力UP

掘り下げ質問①:「それを実現するためにはどんな努力をしますか
返答:はい、現在、大学で学んでいる○○の勉強を深めること。入社後、一日も早く現場に出て、ベテラン社員から厳しく学ばせてもらうこと。そして、○○や○○○の資格を取得することです。私は、会社説明会で社員の○○様に仕事内容を質問させて頂いた際、大学で学んだ知識はまだまだ初歩的なものであることを痛感しました。将来、現場で活躍できる人材になるために全力で努力していきます。

→ロジカル返答スキル:発言の根拠として、志望企業の経営計画や社員の話等を挙げると説得力UP

掘り下げ質問②:「では、20年後のあなたについても聞かせてください
返答:△△国の○○ダムの工事のような海外事業に取り組みたいです。その現場責任者として広大な大地を相手にして、世界のダムの歴史に残る仕事に貢献したいです。このように思ったのは、会社訪問の際、社員の□□□□様に20年後の御社のビジョンを具体的に聞かせて頂いて、大きなやりがいを感じたからです。

→ロジカル返答スキル:仕事で取り組みたいこと(具体例)を挙げるとインパクトUP
→ロジカル返答スキル:発言の根拠として、志望企業の経営計画や社員の話等を挙げると説得力UP 

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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