就職活動
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上司と意見が食い違ったらどうしますか?にロジカル返答

皆さん こんにちは 
就職コンサルタントの坂本直文です。

【面接官の質問にロジカルに返答するスキル】をレクチャーします。今回は、上司との接し方に関する質問対策です。先輩後輩の上下関係の礼儀を大切にする企業でよく出題されます。質問意図を知っておかないと高評価は得にくいです。金融、商社、航空、マスコミなど幅広い業界で出題されています。

「質問意図」を知っておこう!

質問意図は、上司に好かれる行動特性を持っているか。謙虚に学ぶ姿勢があるかのチェック。

●ロジカル返答の秘訣→質問意図に合った返答をする⇒「謙虚に学ぶ姿勢」 
仕事では他人と意見が食い違うのはよくあることです。新入社員の時は、いくら自分が正しいと思っても、知識不足や経験不足からポイントがずれてしまっていることが多々あります。大切なのは、上司が喜んで指導してくれるような「謙虚に学ぶ姿勢」をとることです。

なお、自分が正しい場合もあるかもしれませんが、とにかく相手の感情、プライドを傷付けないことが重要です。相手が上司や顧客の場合は、その後の指導や取引関係にマイナスの影響を及ぼしかねないです。やはり、謙虚な接し方をすることが極めて大切です。

この質問には、この「掘り下げ質問」が来る! 

「上司と意見が食い違ったらどうしますか?」の質問後は通常、以下の掘り下げ質問がきます。
・掘り下げ質問:「そういった経験は今までにありますか?」

ロジカル返答の合格例(玩具メーカーの内定者)

質問:「上司と意見が食い違ったらどうしますか?」
返答:はい、上司の意見をよく聞いて、自分のどこに不備があったのか、つまり、経験不足なのか、知識不足なのか、考え方の未熟さなのかをきちんと分析します。自分を大きく成長させるための学びの機会にしたいです。

→ロジカル返答スキル:
謙虚な接し方をする。「経験不足なのか、知識不足なのか、考え方の未熟さなのかきちんと分析します」「学びの機会にしたい」。

掘り下げ質問:「そういった経験は今までにありますか?」
返答:はい、あります。ゼミの研究レポートを初めて提出した際、その結論について教授と意見が食い違ったことがあります。自分では自信がある結論だったのですが、根拠の不備な点、考え方の未熟な点を教えられて、目上の人には幅広い知識や豊富な経験があるので、しっかり耳を傾けなければいけないことを学びました。

→ロジカル返答スキル:
謙虚に接した具体例を述べる。これにより説得力が増す。
 

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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