就職活動
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「面接官に何か質問をしてください」にロジカル返答 

皆さん こんにちは 
就職コンサルタントの坂本直文です。

【面接官の質問にロジカルに返答するスキル】をレクチャーします。今回は、面接官に質問をすることを求められた場合の対策です。高評価を得るには、どんな質問をしているか、ぜひ参考にしてください

この質問には、この「掘り下げ質問」が来る!

「面接官に何か質問をしてください」の質問後は通常、以下の掘り下げ質問がきます。
・掘り下げ質問:「もう1つ質問してください」
質問は複数させられることが多いです。集団面接で挙手制の場合は、質問を数多く用意しておかないと発言チャンスを掴めなくなり、ライバルに負けてしまいます。したがって、5~10個程度準備しておくことが大切です。

「質問意図」を知っておこう!

質問意図は、当社に対する志望熱意の高さのチェックです。熱意が低い人は、企業研究をあまりせずに面接に臨みます。一方、熱意が高い人は、面接に臨むにあたって深い企業研究をします。よって、両者の質問内容は大きく異なります。たとえば、
熱意の低い人は、
・「御社の仕事のやりがいを教えてください」
・「御社の研修制度について教えてください」
といった、その場で思いついたような単純な質問内容です。
熱意が高い人は、
・「御社の店舗見学をした際、他社の店舗と比較すると○○の点が良く工夫されていることに感動しました。これには、どんな理由があるのか教えてください」
・「朝日新聞の○月○日の朝刊で御社の新サービスについての記事を読みました。他社に先駆けて、このサービスを実施した意図を教えてください」

といった企業研究(フットワーク型やヘッドワーク型)をしっかり行っていることが感じられる質問内容です。

ロジカル返答の秘訣

「面接官に何か質問をしてください」の質問へのロジカル返答は、(前段の熱意が高い人の質問例のように)深い企業研究をしたことが感じられる質問をすることです。

ロジカル返答の合格例

質問:「面接官に何か質問をしてください」
解答:「御社の4つの店舗を見学して、他社の店舗との一番の違いは○○○だと感じました。これにはどんな意図があるかを教えて頂けますでしょうか」

→ロジカル返答スキル:店舗見学から質問内容を組み立てた。

掘り下げ質問:「もう1つ質問してください」
解答:「○月○日の朝日新聞の朝刊で、外国人旅行客の旅行目的についての分析記事を読みました。そこで私は、外国人旅行者を増やすための新サービスを7つほど考えて、1枚のレポートにまとめました。目を通して頂けますでしょうか」

→ロジカル返答スキル:新聞記事から質問内容を組み立てた。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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