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サークル活動自己PRの添削例

朝日新聞社主催・就職フェア(2013/6/29)でおこなった『ESコンテスト』の講評です。今回は第5回で、『サークル活動の自己PR』に対する改善アドバイスです。

サークル活動自己PRを添削しました。

添削前と添削後を比較して読んでください。落ちる書き方、受かる書き方の理解が深まります。

[添削前] 

【ここがダメ】
残念ながら、これは落ちる書き方です。落ちる理由は、アピールポイントが一目でわからないことアピールポイントの裏付けとなる(根拠となる)具体例・データが書かれていないので説得力がないことです。じっくり読めば、仕事に役立つアピールポイントである「問題解決の道筋を学んだ」ということが書かれているのですが、文末に埋もれてしまっていて大変もったいないです。

エントリーシートで落ちる書き方は、以下の3つのどれかが当てはまるものです。この自己PRの場合は①と③があてはまります。

●落ちる書き方

①アピールポイントが一目でわからない。
→アピールポイントは、一目でわかるように書かないと落とされます。なぜなら、書類審査をする採用担当者は何千人もチェックするのでじっくり時間をかけて読んでくれないからです。読み手がパッとわかるように、見出し、もしくは、一行目に目立たせて書くことが大切です。
②仕事で役立つアピールポイントではない。
→たとえアピールポイントが一目でわかるように書いたとしても、それが仕事で役立つことでなければ落とされます。企業研究をして、仕事で役立つアピールポイントにしましょう。
③アピールポイントに説得力がない
→たとえアピールポイントが一目でわかるように書き、かつ、それが仕事で役立つことであったとしても、そのことを裏付ける根拠(具体例・データ)がなかったら、説得力に欠けることになり、落とされます。必ず具体例やデータを添えて説得力を出しましょう。

[添削後]

“PDCA”を実践して目標達成。採血者数20%アップ。 (献血サークル)
献血サークルに所属していました。当初、採血者数が増えなかったため、マネジメント手法の“PDCA”を実行することにしました。採血者数20%アップを目標に掲げ、毎回、献血会の後、反省会を行い、各自が反省点、改善点を出して、Plan→Do→Check→Actのサイクルを回しました。この結果、5回目に目標を達成し、その後、さらに高い目標を設定するようになりました。御社の仕事でもPDCAを実践し、目標達成のために努力します。

① アピールポイントを見出しに配置して目立たせた→(“PDCA”を実践して目標達成)
② アピールポイントを社会人に馴染みのある用語にした→(“PDCA”)
③ アピールポイントを裏付ける具体例・データを盛り込んだ→(採血者数20%アップ)

■社会人に読んでもらい、意見を伺うメリット(社会人が使う語彙が増える)
自己PRは、書いた後、複数の社会人に読んでもらい、改善点を伺うことをお勧めします。すると、学生目線の内容・言葉の使い方、社会人目線の内容・言葉の使い方にレベルアップすることできます。今回の自己PRについても、社会人に読んでもらえば、「君が献血サークルで実践していた“問題解決の道筋”は、マネジメント手法の一種である“PDCA”のことだよ。“PDCA”という言葉を使ったほうが、社会人とってわかりやすくなるよ」。こんなアドバイスをして頂けることでしょう。

ところで、PDCAは、就職活動の成功にも大いに役立ちます。こちらのコラムで解説していますので、ご覧ください。 → http://info.asahi.com/project/sakamoto/20121012.html

今回、マイナスのコメントを書かれてショックを受けている方がいるかもしれません。でも、安心してください。ポイントをおさえて書けば、見違えるような「受かる自己PR」に早変わりします。これから順次、良い自己PRの実例や改善アドバイスを紹介していきますので、ぜひ読んで参考にしてください。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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