Q.OB・OG訪問で、絶対に質問しておくべきことってありますか?
坂本塾長の「気合い回答」
もちろん、あります。どうせ質問するならば、内定獲得に大きく近づく質問しましょう。
ほとんどの学生は、OB・OGから幼稚に思われる質問ばかりして、ガッカリされています。これは、とても残念なことです。せっかく貴重な時間をとって下さるのですから、訪問の前日には、どんな質問をするかよく検討して、ノートに10~20程度、リストアップしておきましょう。
■OB・OG訪問で、大変差がつく質問
トップクラスの内定を取っている就活生は、以下の内容の質問をバランスよくしています。
・志望企業の実態を知る質問
・強い志望意欲が感じられる質問
・就職試験(ES、面接、集団討論)合格の参考になる質問
・打ち解けたらする質問
以下、大変差がつく質問の具体例をご紹介します。これらを参考にして、自分なりの質問を考えることをお勧めします。
●志望企業の実態を知る質問
・「一日の仕事のスケジュールと、仕事内容や達成目標について教えてください」
・「仕事で大変なことは何ですか?」
・「仕事のやりがいは何ですか?」
・「御社と同業他社との違いは何ですか?」
●強い志望意欲が感じられる質問
・「仕事で求められる能力、知識、経験、心構えを教えて下さい」
・「学生のうちに取得しておくとよい資格を教えて下さい」
・「御社についての新聞記事をスクラップしているのですが、この記事について意見を聞かせて下さい」
・「私が考えた、御社の新商品(新サービス)のアイディアについて意見を聞かせて下さい」
●就職試験(ES、面接、集団討論)合格の参考になる質問
・「先輩が受けた、御社の就職試験について、教えて下さい」
・「御社の試験を受けるうえで、気をつけると良いことを教えて下さい」
・「履歴書(エントリーシート)を書いて持参したのですが、目を通して頂けますでしょうか?」
・「この履歴書(エントリーシート)から、面接でどんな掘り下げ質問がきそうでしょうか?」
●打ち解けたらする質問
・「入社前のイメージと、実際に働いてみて感じたことと、違いはありましたか?」
・「御社の同業他社と比べた短所は、何でしょうか?」
・「差し支えなければ、福利厚生や給与、離職率などについて、教えて頂けますでしょうか?」
・「○○の部署の仕事にも興味があるのですが、その部署の方を紹介して頂くことは可能でしょうか?」
企業によっては、OB・OG訪問に来た学生の中から意欲的な学生を人事に推薦する制度があることがあります。また、OB・OGが自主的に推薦して下さるケースも見受けられます。事前に企業研究を詳しくやっておくこと(新聞記事のスクラップ、WEBサイトのIR情報・有価証券報告書の研究)、および、質問をしっかり用意しておくことは、意欲が認められて、推薦につながることが多いです。手間はかかりますが、(就職試験の合否は一生を左右するのですから)、やっておくメリットは大きいです。
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。