坂本内定塾

就職活動
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Q.今から何をすれば、夏休み(8月)にインターンシップを頑張っていた学生に追いつけますか?

多くの友人が各企業のインターンシップに参加していましたが、私は何もせずに過ごしてしまって焦っています

坂本塾長の「気合い回答」

1.OB訪問・会社訪問、2.追っかけスクラップ、3.仕事のビタミン この3点セットで圧倒的な力がつく

夏休みにインターンシップに活発に参加している学生がいる一方、
就職活動に役立つことは、全くせずに過ごす学生もいます。

どちらが多いかというと、後者です。
例年、3年生の大多数は、就職活動は、10月あたりから始めればよいのではないか…と思っていて、実際にそうしているのです。

今回のコラムでは、夏休みにインターンシップを頑張った学生に追いつく方法について説明します。

■インターンシップ学生に追いつく手段1 早期のOB訪問
普通の就活生(3年生の大多数)は、OB訪問は12月以降に始めます。ピークは、2月~3月です。
よって、11月以前にOB訪問をすると、普通の就活生グループに埋没しないで済みます。
普通の就活生よりも何歩も先んじた行動をすることが、内定獲得の秘訣です。

早期のOB訪問をすると、「君は、もう就職活動を始めたのか!意欲的だね!」と社員から思われます。
つまり、好印象を得られるということです。

●OB(社員)との会話が弾んだら、ダメモトでお願いすると良いことが2つあります。

  1. 「一度、職場を見学させてもらえないでしょうか」
  2. 「○○の部署の仕事にも興味があるのですが、どなたか紹介して頂けないでしょうか」

これらがうまく行くと、
あなたが得られる志望企業に関する体験的な知識、人脈は、一般の就活生よりもはるかに高いレベルとなります。

なお、OB訪問をする就活生のほとんどは、このような依頼をしていません
また、インターンシップに参加している就活生も、就活生同士とばかり話をしていて、社員と密接に交流している人は少ないです
よって、これらの就活生達にも大きな差をつけることができます。

依頼を快く引き受けてもらうために重要なのは、あなたが礼儀正しく接すること
かつ、次に説明する“志望業界おっかけスクラップ”をしっかり準備して猛烈な熱意を見せることです。
すると、「当社に対して、こんなに強い思いがあるならば、応援のしがいがある」と感じてもらえるのです。

●ところで、OBによっては仕事が極度に忙しくて、頼に応じて頂けないこともあるでしょう。
その場合は、依頼する相手を変えたり、会社を変えたり、アプローチの仕方を変えたり、日時をずらしてみましょう。(OBがいない場合は、会社訪問でもよいです)。
一般的に、数人に対して依頼したら、1人くらいは応じてもらえます。熱意と行動が成功のカギです。

■インターンシップ学生に追いつく手段2 志望業界・追っかけスクラップ
スクラップブックを用意してください。
普通の大学ノートでも全く問題ありません。
そして、今日から、志望業界に関する新聞記事を切り取って、スクラップしましょう

●オススメの方法を紹介します。

  1. 朝、家で新聞を開いて、パラパラとめくり、志望業界に関する記事がどこにあるかチェック
  2. 昼、移動時間や待ち時間などに熟読。重要な箇所に線を引く。
  3. 夜、スクラップブックに切って貼る。志望企業に記事には、自分の感想を一言書き添える。

ここまでやると、普通の就活生に対して圧倒的な差をつけることができます。
あなたの話の内容、使う語彙は、社会人レベルになりますので、
ちょっと会話しただけでも、OB社員(人事の社員)から“デキル学生”だと思われるようになります。

OB訪問には、このスクラップブックを必ず持参して、熱意をアピールする武器として使ってください。
志望業界の新聞記事ネタは、社員との会話が盛り上がる効果も非常に高いです。

■インターンシップ学生に追いつく手段3 仕事のビタミン
仕事の心構え、仕事のやり方がよくわかる、大変オススメの記事があります。
それは、朝日新聞の“仕事のビタミン”というコラムです。

毎回、各企業の経営者が、本音で語っていて、とてもわかりやすいです。
私自身、このコラムをスクラップしていますが、
たとえば、三井物産の社長の言葉からは、仕事で根本的な大切なことを学びました。
エバーノート日本法人会長の言葉からは、成功するプレゼンと失敗するプレゼンの違いを学びました。

●経営者の考えを学べる
このコラムの最大のメリットは、経営者の考えを学べることです。
言葉に重みがあります。参考になることが多いです。インターンシップでもOB訪問でも、経営者から学べる機会は滅多にありません。
このコラムは、通常では得られない貴重な情報の宝庫です。

ちなみに、最終面接では、経営陣が面接を担当することが多いです。
このコラムは、最終面接対策にもなります。読み続けていると、経営陣の関心がわかるようになり、どんな話をするとよいか判断できるようになるからです。

就職活動は、早くから始めたほうが、試験までに実力を高める時間を多く取れます。企業と接触する時間も多く取れます。したがって、明らかに有利です。まだ何もしていない人は、ぜひ今日から始めてください。まずは“追っかけスクラップ”を作ることや“仕事のビタミン”を読むことからで大丈夫です。情報のレベルが高いので着実に力がつきますよ。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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