Q.志望企業にOBがいません。この不利を覆す方法を教えてください
自分の大学には、志望企業にOBがいないと嘆く必要は全くありません。不利を覆す方法があります。
坂本塾長の「気合い回答」
店舗訪問、会社訪問、新聞記事スクラップは、OB訪問以上の行動力と熱意のアピールになる!
■身近にある企業研究チャンス
飲料メーカーS社の内定者Aさんの企業研究努力を紹介します。以下の3点を行いました。
①商品を扱っている店舗訪問 (Aさんは近所の酒屋を訪問)
②会社訪問(本社が遠い場合は支社訪問、営業所訪問でも良い。Aさんは営業所訪問)
③志望業界・志望企業に関する新聞記事スクラップブック作成
(見落とした記事をチェックするには朝日新聞デジタルの過去記事検索機能を使うと便利)
Aさんは、近所の酒屋さんに行って、キリン、アサヒ、サントリー、サッポロ、その他・・・、の違いを店長に聞きました。そして、その店に出入りしている第一志望の飲料メーカーの社員を紹介してもらい、その方の営業所に会いに行きました。そして、その社員に様々なことを質問させて頂きました。ちなみに、酒屋の店長や営業所の社員への質問は、志望業界・志望企業に関する新聞記事スクラップブックからしていました。「良く勉強しているね」と褒められたそうです。
店舗訪問、会社訪問、新聞記事スクラップの3つを行うと、OB訪問以上の行動力・熱意のアピールになります。Aさんは面接で、酒屋訪問、営業所訪問の話をしたら、「君の行動力は、当社の営業の仕事に向いているね」と褒められて、①②③をやって良かったと強く思ったそうです。
■就職活動を通し、自己改革、自己成長!仕事でも大いに活躍できる!
内定者の実例を挙げましたが、「私には、そんな行動力はありません」なんて、弱気なことを言っている人はいませんか? そんな人にこそアドバイスしたいことがあります。『就職活動を通して、行動力を高めませんか!』。
社会人になると、猛烈な行動力で仕事に取り組むことが求められます。弱気のままでは、他の社員にもお客様にも迷惑がかかります。早く自己改革しておいたほうが自分のためです。
就職活動は、自己を変える大チャンス。自分の殻を破る大チャンスです。勇気を出して「行動力の高い人物」に自己改革しましょう。行動力が高い人物になれば、どんな困難な仕事にもひるまず、積極的に取り組めるようになります。フットワークも軽くなり、一瞬のチャンスをパッと掴むこともできます。デキル社員として、仕事でも大いに活躍できます。
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。