Q.面接でアイコンタクトを頻繁にすると、目上の人から失礼とか生意気に思われませんか?
普段のコミュニケーションでアイコンタクトをあまりしない学生、目上の人とのコミュニケーションに慣れていない学生は、このような不安を持っていることがあるようです。今回は、アイコンタクトが評価アップの武器になることをレクチャーします。
坂本塾長の「気合い回答」
アイコンタクトは評価アップの手軽な武器。明日の面接から即実行できる
■アイコンタクトは、(失礼や生意気どころか)熱意の表れと見なされて評価アップ!
アイコンタクトは、睨みつけることとは全く違います。情熱的な気持ちを込めて(笑顔で)見つめることです。失礼や生意気どころか、志望の熱意の表れとみなされ、評価は大幅アップです。面接官に「どんな受験者に熱意を感じますか?」と聞くと、目に力がある人という答えが返ってくることが非常に多いくらいです。
つまり、『この受験者は目に力がある。当社を真剣に志望しているぞ』。このように感じるそうですよ。
■アイコンタクトしないで発言すると、内容を疑われることがある
アイコンタクトしないで発言するのは大変危険です。発言内容を疑われて、評価が大幅に下がることがあります。買い物のたとえ話で説明します。リクルートスーツを買いに行き、店員さんに試着したスーツの感想を求めたとします。店員さんが、目を合わせずに(そらしながら)、「すごく似合いますよ」と言ったとします。あなただったら、この発言に何を感じますか?「本当はあまり似合っていないのに、買わせたいから、このように言っているのではないか??」と疑いを感じてしまうのではないでしょうか。アイコンタクトをすることによって、発言に真実性が感じられるようになります。
■重要なのは、アイコンタクトし続けること!
さて、瞬間的なアイコンタクトでは効果は全くありません。重要なのは、し続けることです。(笑顔で)ずっとアイコンタクトし続けましょう。情熱を込めた目で、面接官がドキドキするくらいアイコンタクトしましょう!ここまでやると大きな効果が得られます。
■まず目でしゃべる!(面接官に気持ちがしっかり伝わる)
これからは目でもしゃべることを心がけましょう。要するに、目に気持ちを込め、しっかりアイコンタクトしてからしゃべるということです。たとえば、入室の際、「失礼します」と(口で)言う前に、面接官の目をしっかり見て、「失礼します。お時間を取ってくださってありがとうございます。この面接は宜しくお願いします」という気持ちを面接官に目で伝えるのです。【目は口ほどにものを言う】という諺がありますが、目でもしゃべることを心掛けると、面接官に気持ちがしっかり伝わるようになります。
■アイコンタクトは評価アップの手軽な武器
アイコンタクトは、企業研究不足でもできること。明日の面接から即実行できること。評価アップの手軽な武器です。面接において大半の受験者は、アイコンタクトをしっかり行っていません。アイコンタクトは、あなたが思っている以上に他の受験者との差別化ができて高評価が得られます。ぜひ実行してください。
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。