緊急アドバイス「インターシップの選考試験で落ちた場合の対処」
就活生からの質問
『インターシップの選考試験で落ちて自信を失ってしまいました。今後、何をしたら良いでしょうか?』
今期は、インターシップを実施する企業が増えています。人気企業の多くは、インターシップでもエントリーシートや面接などの選考試験を行っています。最近、インターシップの選考試験に落ちてショックを受けている学生から相談のメールが頻繁に来ます。
坂本塾長の気合回答
「インターンの選考落ちは、本試験の内定獲得の可能性を高める!」
インターンシップの選考試験に落ちても、本試験で不利になりません
インターンシップの選考試験に落ちると、本試験で不利になると思っている学生が多いですが、それは間違いです。企業の人事は、インターンシップの選考試験で学生の資質を完璧に見抜けているとは思っていません。実は、落としてしまった学生の中に、金の卵のような人物が多数いると感じていて、本試験で再受験してくれることを願っています。
インターンシップの選考試験に受かっても、内定が出るわけではない
インターンシップの選考試験など就職活動の初期段階で失敗経験を積んだ就活生のほうが、(油断や慢心をせず)真剣に努力するようになるので、本試験で内定を取る率が高いです。そもそもインターンシップの選考試験の合格は内定の確約ではありません。現実的には、インターンシップの参加者のほとんどは内定を得られていません。重要度が高いのは本試験です。本試験で最高の力が発揮できるように実力を高めていくことが大切です。
次のインターンシップや今後の本試験で頑張れば良い!
インターンシップの選考試験落ちは、修正のチャンスだと捉えましょう。落ちた原因をしっかり分析して次の試験でリベンジです。最近は、インターシップを何度も実施する企業が多いです。夏期インターンシップ、秋期インターンシップ、冬期インターンシップ、春期インターンシップと年に4回も実施する企業もあります。志望企業のWEBサイトはまめにチェックしてインターンシップ情報を見逃さないようにすることをお勧めします。
インターンシップの選考で落ちたら必ずやるべきこと
●エントリーシートで落ちた場合
落ちたエントリーシートの内容を複数の人にチェックしてもらいましょう。重要なチェックポイントは、字、内容、文章構成の3点です。
- 字:誤字脱字がないか
- 内容:抽象的な内容になっていないか(※具体例・数字の裏付けは書かれているか)
- 文章構成:前置きがダラダラと長くないか(※結論から書かれているか)
●面接で落ちた場合
面接試験の質問と返答内容をノートに書き出し、それを本番のように再現して複数の人にチェックしてもらいましょう。内定者やキャリアセンターのアドバイザー、志望業界・志望職種の方に見てもらうと質の高いアドバイスが頂けます。なお、待合室での社員との会話内容も評価項目になっていることがあります。航空会社や百貨店、その他サービス業の企業の場合は、(待合室や部屋から部屋への移動時の)姿勢や歩き方、表情(柔和な表情)も重要な評価項目になっていることがあります。要注意です。
しっかりと修正すれば、次の試験で受かる可能性は大きく高まります。
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。