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緊急アドバイス「個別の会社説明会で“面談”が増加。頻出質問と対策」

就活生からの質問

『個別の会社説明会に5社ほど参加したら、数分程度の面談が行われた企業が2社ありました。面接試験のような固い感じではなく、自己PR、志望理由は聞かれずに、学生生活や就職活動のことを聞かれました。面談も選考に関係するのでしょうか?どう対処すれば高評価が得られるのでしょうか?』 

採用活動の後ろ倒しにより、選考期間が短くなったので、個別の会社説明会で面談を行う企業が増えています。今回は、面談での頻出質問の質問意図と受かるための返答方法についてレクチャーします。

坂本塾長の「気合い回答」
「面談とは雑談型の面接試験。採用メリットを伝えることが大切!」

面談では、雑談に見せかけ、学生の志望度や能力・適性・考え方をチェック

面談は雑談のような会話が中心です。就活生からの報告レポートに、「面談は雑談だけでした」、「志望理由や自己PRは全く聞かれませんでした」。こういった文章がよくあります。面談は雑談に見せかけて安心させ、本音を聞き出す面接手法です。志望度の高い学生は、どんな質問にも、志望熱意の高さ、仕事で活躍できる能力や適性、考え方を持っていることが感じられる返答をしています。

面談での頻出質問ベスト6

以下、面談(雑談型面接)での頻出質問ベスト6と各質問意図、返答方法を紹介します。

1.「学生生活は楽しいですか?
→質問意図:日頃、どんなことに打ち込んでいるかのチェック
⇒返答方法:学生時代に打ち込んでいることについて自己PRをすると高評価
2.「風邪が流行っているみたいだけど、あなたは大丈夫ですか?
→質問意図:体を鍛えているか、体力があるか、自己管理能力はあるかのチェック
⇒返答方法:体力や健康管理に関する自己PRをすると高評価
3.「最近、友人達の間では、どんなことが流行っているの?
→質問意図:どんな友人と付き合っているか、日ごろ何をしているかで人物チェック
⇒返答方法:学業や課外活動で友人と努力していることについて自己PRすると高評価
4.「当社の○○という商品について、商品開発の参考にしたいので感想を教えてください
→質問意図:当社に対する志望度のチェック
⇒返答方法:(志望企業の商品研究は予めしておき)、長所を具体的に言えると高評価
5.「私は就活当時、この会社の志望度は低くて別の企業を考えていたんだ。君はどうですか?
→質問意図:他社の受験状況や当社の志望順位のチェック
⇒返答方法:志望度が高いこと。または、志望度が高くなったことを述べると高評価
6.「就職活動は大変ですか?
→質問意図:当社の研究(店舗見学・新聞記事収集等)を意欲的に行っているかのチェック
⇒返答方法:志望企業の研究を、大きなやりがいを感じて行っていることを述べると高評価

面談は面接試験の一種、採用メリットを伝える場と捉える! 

面談も面接試験の一種です。面接官はあなたの採用メリットをチェックしたいのです。面談は自分の採用メリットを伝える場であると捉え、どんな質問にも志望理由や自己PRの内容を盛り込んで返答することが大切です。

坂本直文(さかもと・なおふみ)
キャリアデザイン研究所代表。大学非常勤講師(就職指導担当)。ES本・面接本とも売上1位。(有名書店・大学生協・売上ランキング)。全国の大学等で就職講座の講師を務める(実績:東京大学・京都大学・千葉大学・岡山大学・早稲田大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学・日本大学など62大学)。●大学時代に就職支援ボランティアをしたことがきっかけで、将来、就職コンサルタントになることを志し、証券、広告、新聞、教育業界で勤務後、独立。●著書68冊。『内定者はこう書いた! エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版』・『内定者はこう話した! 面接・自己PR・志望動機 完全版』(高橋書店)、『何をPRしたらいいかわからない人の受かる!自己PR作成術』(日本実業出版社)など。●ツイッターで毎日指導(@SakamotoNaofumi)。
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