社会人インタビュー

就職活動
福島 あずささん
セコム株式会社 コーポレート広報部 Web課
就職活動

「予想外」なことにも精一杯取り組んでみよう!

「自分の軸」を持って企業を選ぶ

語学が好きだった私は、大学でフランス語を専攻し、3年生のときにフランスへ留学しました。当時は語学力を生かして働きたいと考えていて、ボラン ティア活動を行うなど、積極的に現地の人たちと交流を持つようにしていました。そして私が留学中に、日本で東日本大震災が起きたんです。とてもショック で、日本の惨状を知っては、落ち込んでいました。すると通っていた語学学校の友人たちが心配して声をかけてきてくれたのです。アメリカ、カナダ、中国をは じめさまざまな国の人たちが、「助けられることがあったら言ってね」と優しいことばをかけてくれ、とても温かかったのを今でも覚えています。

帰国したのが3年生の1月。当時は就活が12月に解禁でしたから、他の学生から一歩出遅れた形になり、少し焦りました。しかし、だからこそやみくも にエントリーするのではなく、自分のなかに軸を持って動こうと考えました。その軸とは「社会貢献」。仕事を通じて社会に貢献したいという思いを軸に企業を 探したところ、現在勤めているセコムにたどり着きました。

セコムはセキュリティだけでなく、防災、メディカル、保険、地理情報サービス、情報通信、不動産、国際事業とでさまざまなサービスを通じて「安全・ 安心」を届けています。その全ての取り組みが「安全・安心」な社会を創るのにかかせないものです。幅広い事業を行っているセコムであれば新しい自分が発見 できると感じ、入社を希望しました。

また、当時はは海外勤務を希望していたので、グローバル展開をしていたところには特に魅力を感じましたね。

自分の意見を書くことで、新聞スクラップを有効活用

実家では朝日新聞を購読しているのですが、就活では大いに役立ちました。就活に活用しはじめたきっかけは、大学の先生から「気になる記事をスクラッ プしてまとめ、その記事に対しての自分の考えを書きなさい」と言われたことです。“新聞スクラップが就活に役立つ”とはよく聞く話ですが、スクラップその ものが目的になっては意味がなくて、大切なのはその記事を読んで、自分なりの意見を持つことなのだと思います。実際、企業の面接で「最近どういうニュース が気になりましたか、またそれに対してどう思いましたか?」と尋ねられたことも。しかし身に付けていた「新聞スクラップ×自分の意見を持つ」の習慣のおか げで、堂々と答えることができました。

新聞との関わりは、就職してからも続いています。広報部門にいるので、新聞のチェックは業務の一環。防犯や防災に関する記 事のほか、他社の最新技術や国の安全政策など、新聞には幅広い記事が載っていますから、就業時間より早く出社してすぐに新聞を開くのが、毎日の日課になっ ています。たとえば社内の打ち合わせでも、「新聞に載っていた件ですが・・・」というように、“新聞を読んでいる”前提で話が始まることも。新聞やニュー スをまめにチェックしていないと、話についていくことができない時もあるので、新聞を読む習慣を身に付けておいてよかったと実感します。

就活は「自分を信じてやってみる」気概を

現在はホームセキュリティのご紹介など、WEBサイトの運営を主に担当しています。また、「セコム働く女性の安全委員会」のメンバーとして、女性が少しでも「安全・安心」な毎日が送れるよう、防犯対策をWEBサイトやセミナーを通して紹介する活動も行っています。

今の部署には半年前に異動してきたので、人前で話すことは私にとって新しいチャレンジです。。学生のときは、まさか自分が人前でセ ミナーを行うなんて考えてもいませんでした。ただ今はその予想外の仕事でも、自分なりに精一杯、取り組んでいます。正直なところ、会社のなかで自分がどう 役立っていけるのかは、まだ手探りの段階です。チャレンジを一つひとつ積み重ね、経験として自分の糧にできたその先に、新たな自分のステージがあると信じ ています。

就活生のみなさんにメッセージを贈るとしたら、どこか“強気”になってほしい、ということでしょうか。就活中は、「あの会社は無理 じゃない?」「その職種は難しいよ」など、他人があれこれ言いますよね。私自身、そんな言葉を真に受けて、弱気になっていた時期がありました。でも途中か らは、「本当にしたいことは何だろう」と素直に考えるように。悲観的な想像で、勝手に可能性を狭めてはもったいないと思ったのです。ですから就活生には、 自分を信じて突き進むくらいの気概は持っていて欲しい。進んでみてダメだったら、別の道を考えればいいだけのこと。想定外の道にも、働く楽しさや得られる 学びは、かならずあるものですから。

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