自分の可能性も、会社としての可能性も広い方がいい!
大学で地域活性化への興味を深めた
私は高校の時から社会問題に関心があり、実家では新聞にも目を通していました。大学でも社会問題について学びたいと考え、立教大学社会学部社会学科 に進学。地域活性化について研究するゼミに入り、フィールドワークにも参加しながら各地域への興味を深めていきました。ちなみに卒論のテーマは、「B級ご 当地グルメ」でした。
課外活動としては、サッカーサークルのマネージャー、居酒屋のホールのアルバイトと、比較的オーソドックスな大学生活だったと思いますが、海外旅行 にはたびたび出かけ、ヨーロッパや東南アジア、アフリカなど計15カ国を訪れました。もしかしたらこの海外経験がグローバルな環境で働くことへの興味につ ながったのかもしれません。
就職、企業選びを意識したタイミングは、3年生の12月頃。それまでの大学での学びや先生との関わりを通じて、漠然と人の生活を支える仕事をしたいと考えていたことを覚えています。
就活前は、意識的に新聞を読みようにしました。企業の方に、世の中のことを知らないが故に「やはり、学生だな」と思われたくないという思いもありま したし、インターネットを検索して情報を集めても、結局は自分の興味ある情報しか得られないと気づいたからです。その点、新聞だとざっと目を通すだけで も、思いもしなかった自分の関心が引き出されることがありました。天声人語の書き写しも行っていました。このように新聞に触れることは、就活をしていく上 で業界研究の一部にもなりましたし、面接でも「最近関心がある時事問題はありますか?」と聞かれた際の準備にもなりました。
ITの力で社会貢献をしたい
就職先として、IT企業を選んだ理由は、今後テクノロジーが進化していくことに魅力感じていて、その基盤になるのはITという認識があったからで す。IT産業はいろいろな業界をマーケットとしていますが、各業界のどの部分をITが支えているかに興味を持って業界研究をするなかで、日本ヒューレッ ト・パッカードに関心を持つようになりました。
外資系ということに関しては、入社してからも日本で働くか海外で働くかを選択できることを含め、自分がやりたいと思った時 にいろんなチャンスがあることに魅力を感じました。自分の可能性も、会社としての可能性も広い方がいいですから。また、ダイバーシティへの意識も高く、女 性の活用という意味で先進的な取り組みをしていることも重要ポイントでした。
日本ヒューレット・パッカードとの最初の出会いは、IT業界とコンサルタント業界の合同説明会の時でした。そこでのグループディ スカッションの際、社員の方が頼もしく、社内の雰囲気がとても楽しそうで強くひかれました。その後も直接社員の方とお話できたのですが、ざっくばらんに普 段の仕事の話をしてくれたことも印象的でした。
実際の面接では、自分の働きかけで誰かがハッピーになることが嬉しく、自分の糧にもなるので、人のために頑張れること、チームで 何かを達成することが好きなことをアピールしました。入社後にやりたい仕事としては、就職活動を通じても興味を深めたテーマである遠隔医療を挙げました。 少子高齢化が進むなかで病院が足りなくなった際、ITの力で病院に行かなくても医療が受けられるような仕組み作りに貢献できたらいいなと思ったからです。 大学で学んだ社会や地域の問題ともつながる問題意識でもありました。
社会のシステムを支えている実感
現在は、ストレージ事業統括本部で法人営業を担当して一年になります。ストレージというのはお客様の大事なシステムやデータを保存している機器で す。私は金融業界のお客様を担当していますが、社会のシステムを支えている実感もあり、やればやるほど自分の可能性が広がる仕事としてやりがいを感じてい ます。4〜5年は今の営業を続けた後、他の分野の営業にも挑戦してみたいと考えています。
将来的に遠隔医療に関わることは今の部署では難しいかもしれませんが、部署異動すれば十分に可能だと思っています。日本ヒューレッ ト・パッカードでは、マネージャーになるか、スペシャリストになるのかは自分が選ぶスタイルで、個性が集って触発していくことが当たり前のように根付いて います。自分の可能性を高めていくためには、今の仕事で信頼を得る、社内のネットワークを作る、そういったこと全てがやりたい仕事への準備になっていくの だと認識しています。
社会人になってからも、社会で何が起こっているか、日々キャッチアップしていこうという意識を持って、新聞を読み続けています。実 は、OJTが終わって本配属された時に、「世の中のことを知らないとお客様と会話ができないし、お客さんを理解して良い提案を行うこともできない」と先輩 からアドバイスをいただきました。新聞で得た情報をお客さんに話したら、「ちゃんと勉強しているな」と思ってもらえますし、自分の武器にもなると感じてい ます。
これから就活を始める方に対しては、「自分の可能性は狭めない方がいい」ということを伝えたいです。いろんな視点をもち、広い視野で就活した方がその後の人生で良い一歩が進めると思います。