ヤンキーと消しゴムと政治家
後藤寛勝×町田彩夏トークセッション

参院選の投票日が近づいてきましたが、投票先を決めるのって意外とむずかしくないですか。はじめて投票する18、19、20歳の人は特に大変ではないかと思ってしまいます。でも、そんなに心配する必要はないかもしれません。若者と政治をつなぐ活動をしている大学4年生の後藤寛勝さん(22)、「政治アイドル」町田彩夏さん(20)ら4人のトークセッションを聞いてみてください。
後藤さんはNPO法人「僕らの一歩が日本を変える」の代表理事で、高校生100人と政治家100人のディスカッションなどを運営しています。初めて国政選挙で投票したときは、緊張して手が震えるほどだったそうです。多くの人は政治家や政党を色眼鏡で見ているかもしれません。でもそれは、中学や高校にいた「ヤンキー」を見る目と同じだと後藤さんは言います。
「落とした消しゴムをヤンキーが拾ってくれると、あっ、いいやつじゃんと思いますよね。それと同じように、まずはフィルターを外して見てみることが大事ではないでしょうか」
投票とかけて、お風呂と解く そのこころは?
後藤さんのNPOで一緒に活動している大学生2人もトークに参加してくれました。その一人の竹上葵さんは22歳。ずっとダンスに打ち込み、最近ようやく政治への関心が芽生えてきたとか。「選挙では、問題の解決方法が自分といちばん近い人を選びたい。納得できるかどうかが基準になりそうです」
ポッター英美里さんは19歳。はじめて投票することになる未成年の一人です。子どものころから政治や社会に関心を持ち、高校時代には軍縮を目指す活動にも参加したそうですが、「一票をどう投じるか、まだ具体的にはわからない」。周りの人たちに意見を聞きながら考えているとか。
政治アイドルの町田彩夏さんは、投票所に行くのは「お風呂に入るのと一緒」と言います。「お風呂に入る前って、ちょっと面倒くさいですよね。でも、入った後に後悔したり、入らなきゃよかったと思ったりすることはない。投票も、後悔することはないと思います」 なるほどのご意見ですね。こんな楽しい話が盛りだくさんのトークセッション、詳しくはペリスコープの録画でどうぞ。(吉沢龍彦)